教務連絡

2024年度課題研究テキスト一覧はこちらをご覧ください。

2023年度課題研究テキスト一覧はこちらをご覧ください。

Q1. KULASISから(学部・大学院科目の)2つのPandAページを作ってしまったが、統合できない。

A. 学生の登録はKULASISからなので、PandAサイトを一旦削除しても問題ありません。「他のサイト」->「すべてのサイトを表示」として削除ボタンが見つかります。

Q2. PandAツールバー上でZoom(OLD)がメニューから消えずに残っている。

A. 「サイト情報」→「ページ順序」から追加・消去できます。

Q3. PandA のコースサイトにZoom (OLD)とZoom(KU Licence)の2つが現れるが、どのように違うのか?

A. サイトライセンス利用の準備のため、2020年4月4日午後9時以降、2つのZoom機能がPandA のコースサイトに追加可能になっています。今後は、ZoomアカウントをKU Licenceに更新した上で、KU Licenceのみを使うことになります。ライセンスの切り替えについてはQ11, Q12の回答も参考にしてください。

Q4. PandAツールバーでZoomを使用しようとすると警告が出る。

A. Zoomライセンスの更新から再設定して下さい。古いライセンスは2020年4月30日までしか使えない。切替に関するメールが既に送られていると思うので、そこから切替申請をすることが一番簡単です。

Q5. 課題研究(大学院セミナー科目なども同様)などの複数の教員がPandAで登録されている科目で実際にセミナーや講義を行うときはどうすればよいか?

A. PandAでは学生も教員別ではなく全員が登録されているので、PandAからZoomという経路での実施は現実的でありません。課題研究などは受講者が少数ですので、各自で個別にPandAを経由せずにZoomを利用するなどして対応をお願いいたします。

Q6. PandAでコースサイトページを作成したり編集したりすると、そのことが学生に自動で通知されるのか? A. PandAコースサイトに作成、ファイルアップロードなど、教員が何か操作をしても、そのことが学生に自動で通知されるわけではありません。課題をアップロードしたことの通知や、開講予定の通知をしたいときなどは別途PandAの機能を利用してください。

Q7. PandAのアクセス軽減のために同時にログインさせないとはどのような意味か? A. PandA上で何か操作をするとサーバーに負荷がかかりますので。ページ更新、ファイルのダウンロードなどの操作をPandA上で講義開始時に殺到させないようにする、という意味です。講義10分前を目処にPandAからZoomへアクセスさせるなど、時間分散の工夫をお願いいたします。

Q8. PandAの負荷軽減のため直接学生をZoomにアクセスさせるのはどうか?

A. セキュリティの関係上、通常の講義をPanda経由せず直接アクセスさせることは望ましくありません。Zoomに一度ログインさせてしまえば、PandAに負担はかからないので、PandAでの滞在時間を短くするので十分です。

Q9. 学生のZoom ミーテイングのパスワードを通知する必要はあるか? A. 学生には自身のZoomミーティングのパスワードを伝えないでください。学生はPanda経由でアクセスしてもらうのが基本となり、PandA経由でアクセスする際には学生は講義のミーティングのパスワードを知らなくても参加できるようになっています。

Q10. PandAからダウンロードしたcsvファイルを読み込むと文字化けする. A. 文字コードの問題かもしれません.PandAからダウンロードしたCSVファイルはUnicode(UTF-8)で書かれています.Windows版のExcelはデフォルトがShift-JISなので,そのまま読み込むと文字化けします.対応としては,Excelから「Fileメニュー」→「インポート」→「CSV」→「ファイル指定」→「データ取り出しボタン」→「Unicode(UTF-8)」→「次へ」→「フィールド区切りを「カンマ」に変更」→「データの取込み」→「新しいシート」と指定すると読み込めるようです.

Q11. PandAのコースのZoom連携が新アカウントに切り替わっているかどうか,確認する方法は?

A. https://kubar.rd.iimc.kyoto-u.ac.jp/zoom/change.html の②に書いてある変更方法のように,「サイト情報」→「ツールを編集」→「プラグインツール」でZoom(OLD)がオフで,Zoom(KU License)でオンになっていることを確認してください.

Q12. 旧Zoomライセンスから新Zoomライセンスに切り替わっているかどうかの確認方法は?

A. ライセンスは次の方法で確認できます.

  1. Zoomウェブサイト https://zoom.us/jp-jp/meetings.html にサインインします.

  2. メニューから「アカウントプロフィール」を選びます.

  3. アカウント名に「Kyoto University Official (KU License)」と表示されていれば新Zoomライセンスに切替済です.

  4. もし表示されない場合はアカウントの切替手続きを行ってください.

    なお,PandAの各講義のサイトごとに,Zoom(OLD)への連携をZoom(KU License)への連携に切り替える必要があります.変更方法は https://kubar.rd.iimc.kyoto-u.ac.jp/zoom/change.html の②を参照してください.

数学関係の推薦図書・URLなど

> 京都大学には「自学自習」の伝統があります。 大学での講義の枠にとらわれず、自ら本を読んだり、友人と自主ゼミをやったりしながら、幅広い知識を獲得するとともに、考え方を深め、視野を拡げていくというものです。今年は新型コロナウイルス(COVID-19)のために、外出の自粛が要請され、講義も休講になったり、教室での授業ができなくなったりしています。困難な時代ではありますが、学生の皆さんは、「自学自習」の精神をもって、じっくり本を読んだりする機会であると捉え、このピンチをチャンスに変えて頂きたいと思います。学生時代に読んだ本などが、皆さんが将来社会にそして世界に羽ばたくときの糧となり礎となることを願います。

宍倉光広(国際高等教育院 数学部会長 & 理学研究科数学教室)

数学関係の全学共通科目を担当される教員他からの推薦図書・URLなどです。授業科目のテキスト・参考書のような本はそれぞれの科目でのシラバスや授業メールを見ていただくことにして、ここでは、一人で読み進められそうな本や、エッセイ、数学者に関する本などを中心に載せています。必ずしも将来数学を勉強したいわけではないが、数学に興味がある人向けの本もあります。このページの下部に、京大図書館やそこでの図書検索法電子ブックの利用法(京大生なら無料で読める!)、本やコンピュータの購入できる京大生協へのリンクも載せています。教員からの推薦図書については、推薦者の名前〔敬称略)と推薦文を記しています。〔推薦者の皆様に感謝します。〕このページは随時更新する予定です。

推薦図書

将来、数学や数理科学の分野に進みたい人へ

各科目のテキスト・参考書を読むという選択もありますし、理学部なら「教科の手引き」の自主ゼミ用のテキスト(36ページ)を読むこともできます。ここでは、それと少し違った本を紹介しています。

アイグナー&ツィーグラー「天書の証明」丸善出版 「数学が美しいと思うすべての人に、お勧めの1冊」
英語版は電子ブックもあります。Martin Aigner & Günter M. Ziegler, "Proofs from THE BOOK", Springer.

マンフォード, シリーズ & ライト「インドラの真珠 : クラインの夢みた世界」日本評論社 美しい多数の図版とともにその背後にある双曲幾何学やクライン群の理論を解説
英語版は電子ブックもあります。David Mumford, Caroline Series, and David Wright, "Indra's pearls : the vision of Felix Klein", Cambridge University Press, 2002.

久賀 道郎「ガロアの夢―群論と微分方程式 」日本評論社

足立 恒雄「類体論へ至る道―初等数論からの代数入門」日本評論社

和久井道久「大学数学ベーシックトレーニング」日本評論社 様々な問題に即して、証明を書く練習ができる。

西田吾郎「わかっているようでわからない数と図形と論理の話」京都大学学術出版会

D.フックス, S.タバチニコフ 著, 蟹江 幸博 訳,「本格数学練習帳シリーズ全3巻」高校生でも理解できそうな問題から現代数学を垣間見ることができます.〔同志社大学、浅岡正幸)

安福 悠「発見・予想を積み重ねる――それが整数論」オーム社 平方剰余の相互法則などを証明している初等整数論の本です。(石塚 裕大)

イジィ・マトウシェク「33の素敵な数学小景」日本評論社 線形代数をトピックとした本で、一通り学んだ二回生向けです。計算量の未解決問題や、グラフ理論の話題とのつながりなども紹介されています。(石塚 裕大)
雑誌数学の書評:http://mathsoc.jp/publication/tushin/2401/2401hachimori.pdf

シルヴァーマン (鈴木治郎訳)「はじめての数論」丸善出版 数学力が高く、かつ興味があれば1回生でも(ある程度は)読める(高尾尚武)

栗原将人「ガウスの数論世界をゆく : 正多角形の作図から相互法則・数論幾何へ」数学書房 数学力が高く、かつ興味があれば1回生でも(ある程度は)読める(高尾尚武)

小平邦彦編、新・数学の学び方、岩波書店 数学力が高く、かつ興味があれば1回生でも(ある程度は)読める(高尾尚武、大場貴裕)

B. I. スミルノフ「スミルノフ高等数学教程 1-12」共立出版 線型代数・微積分から始まります。特に、将来、解析学を中心に勉強したい
人の自学自修に適切です。磯祐介(磯 祐介)

数学セミナー編集部「数学ガイダンスhyper」日本評論社 (金沢篤)

加藤和也「解決!フェルマーの最終定理―現代数論の軌跡」日本評論社 (金沢篤)

村上斉『結び目のはなし』遊星社 大学数学の知識がなくても結び目理論とは何を研究するのかがわかるように解説されていた記憶があります (大場貴裕)

雑誌
「数学セミナー」日本評論社

「数理科学」サイエンス社

新型コロナウイルス感染症対策として、いくつかの出版社は、教科書などをオープンアクセスにしています.
電子ジャーナル・電子ブックの閲覧範囲拡大について(京都大学図書館機構)
Springerなど

現在、附属図書館で和書 紀伊國屋のKinokuniya Digital Library (KinoDen)電子ブック 約19,000点、
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1385853)と
丸善のMaruzen eBook Libraryの電子ブック約60,000点(https://elib.maruzen.co.jp/)が
試読できます。
*学内ネットワークに接続したパソコンやスマートフォン等からしか試読できません。

数学に関する読み物

必ずしも数学者を目指す人でなくても興味があれば。

結城浩「数学ガール」シリーズ, SBクリエイティブ 「ガロア理論」「ゲーデルの不完全性定理」などテーマ多数。

絹田村子「数字であそぼ。」小学館 吉田大学理学部の話だそうな。

サイモン シン「フェルマーの最終定理」(新潮文庫) 新潮社

サイモン シン「暗号解読(上),(下)」 (新潮文庫) 新潮社

吉田武「オイラーの贈物ー人類の至宝 e=-1を学ぶ」東海大学出版

J. マトウシェク著,徳重典英 訳「33の素敵な数学小景 フィボナッチ数、タイル張り、アルゴリズムを線形代数で眺めてみると…」日本評論社 線形代数がどんな場面で役に立つかを多様性を持って紹介する〔同志社大学、浅岡正幸)

山口 昌哉 「数学が分かるということ 食うものと食われるものの数学」 (ちくま学芸文庫) 筑摩書房 文系の学生でも理解できるように配慮されている(磯祐介、宍倉)

山口 昌哉 「カオスとフラクタル」 (ちくま学芸文庫) 筑摩書房 京大理学部の元学部長による、数学と数理科学の易しい入門書(磯祐介、宍倉)

森毅「数学受験術指南」中公文庫  かつての京大の名物教員「森一刀斎」による

イアン・スチュアート「現代数学の考え方」 (ちくま学芸文庫) 筑摩書房

イアン・スチュアート「若き数学者への手紙」ちくま学芸文庫 「数学者であることはどういうことか」を知ることができる本.特にイアン・スチュアートの本は数学者になりたいと思っている学生が読むといいと思います.〔同志社大学 浅岡正幸、大場貴裕)

スティーヴン・ストロガッツ 「ふたりの微積分――数学をめぐる文通からぼくが人生について学んだこと」岩波書店 「数学者であることはどういうことか」を知ることができる本〔同志社大学、浅岡正幸)

大栗 博司「数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学」幻冬社 初等的な話題も多いですが,大栗さんらしい本質をついた説明が素晴らしい本です.〔同志社大学、浅岡正幸)大栗さんは京大理学部の卒業生です。

ジャック・アダマール「数学における発明の心理」みすず書房 自身も一流数学者であるHadamardが数学者の思考のあり方に迫った本〔同志社大学、浅岡正幸)

伊原康隆「志学数学-研究の諸段階 発表の工夫」シュプリンガー・フェアラーク東京 数学というよりは数学者入門(高尾尚武、金沢篤、大場貴裕)

広中平祐「学問の発見 数学者が語る 『考えること・学ぶこと』」 講談社 BLUE BACKS Kindke版あり(平賀 郁)

広中平祐「 生きること学ぶこと」集英社文庫 (平賀 郁、金沢篤)

小平邦彦「怠け数学者の記」岩波現代文庫 〔金沢篤、大場貴裕)

小平邦彦「ボクは算数しか出来なかった」岩波現代文庫 〔金沢篤)

深谷賢治「数学者の視点」岩波科学ライブラリー Kindle版もあり 〔金沢篤、大場貴裕)

セドリック ヴィラーニ『定理が生まれる:天才数学者の思索と生活』早川書房 (大場貴裕)

マーカス デュ・ソートイ『素数の音楽』新潮文庫 (大場貴裕)

ニールセン「証明の展覧会〈1〉眺めて愉しむ数学」東海大学出版会

「高校数学の美しい物語」https://mathtrain.jp 本も出ています

YouTube の Numberphile Barry Mazur, John Conway, Terence Tao なども協力している英語の数学チャンネルです。(石塚 裕大)

数学者に関する伝記・列伝

高木 貞治「近世数学史談」岩波書店 近代数学を築いた数学者達の列伝。復刻版もあるようです。

矢野 健太郎「すばらしい数学者たち」新潮社

藤原 正彦「数学者列伝 天才の栄光と挫折」文藝春秋

スチュアート「数学の真理をつかんだ25人の天才たち」ダイヤモンド社

ウイリアム・ダンハム著, 一樂重雄,實川敏明 訳「微積分 名作ギャラリー ニュートンからルベーグまで」日本評論社 微積分の歴史からの導入〔同志社大学、浅岡正幸)

シルヴィア ナサー『ビューティフル・マインド:天才数学者の絶望と奇跡』新潮文庫 (大場貴裕)



京大の図書館と電子ブックの利用


京都大学図書館機構 附属図書館 吉田南総合図書館
新型コロナ感染症対策で閉館になっていたりしますので、最新の情報を確かめて下さい。閉館でも、メールやフォームで予約すれば本が借りられる場合があります。

蔵書検索

京大にある本・電子ブックを検索するには 蔵書検索(KULINE) が使えます。
これをブックマークに入れておいて下さい。

電子ブック

オンラインで、またはダウンロードして読める電子ブックもあります。電子ブックを利用するには、
電子リソースのリモートアクセスによる利用についてを参照して下さい。
・Mac または Windows PC または Linux で、ブラウザの FireFox または Chrome をインストール

電子ジャーナルのページからプラグインをインストール Firefox用説明 Chrome用説明
・ FireFox または Chrome の右上の「KU」アイコン(最初はグレー表示)をクリックし、開くウインドウで京大のECS-IDまたはSPS-IDとパスワードを入力して認証する。「KU」アイコンが青い表示になり、電子ブック・ジャーナルが使用可能になります。
(この部分についてのお問い合わせは、京都大学図書館機構または情報環境機構にお願いします。)

例えば、上記の Martin Aigner & Günter M. Ziegler, "Proofs from THE BOOK", Springerをダウンロードする場合、まずKULINEで書名や著者名などで検索し、その中で目的の本・電子ブックを見つけます。(複数の版がある場合があります。)目的の本をクリックすると電子ブックの場合、リンクが表示されるので、そこから出版元のページに飛びます。(英語圏の出版社ならページは英語。)例えばそこで、「Download Book PDF」などというボタンを押せば、電子ブックがダウンロードできます。本全体ではなく、章ごとにダウンロードすることもできます。同じ本を何度もダウンロードしないで下さい。

著作権について

電子ブックは著作権で保護されており、京大が出版社と契約しているのでダウンロードできます。自分がダウンロードした電子ブックを他人にあげることは違法になります。 著者と出版社に対して、敬意をもって扱って下さい。

京都大学生協など


京都大学生協 本やコンピュータが購入できます。生協組合員ならば本は10%引きで買えます。本は、注文すればキャンパスの生協各店舗で受け取れますが、最近では配達もしてくれます。
本やコンピュータは各種通販サイトやメーカー直販サイトでも買えます。AppleStoreで買うときは、ページ下の「学生教職員向けストア」から購入して下さい。

※2020年5月13日11:30版。随時更新いたします。

最初に

  • 新型コロナウィルス感染蔓延のリスクを下げるために,オンライン遠隔授業を行います.すぐに開講されない科目もありますので,本ページを定期的に確認ください.4月13日(月)から,開講準備のできた授業から開始します.
  • PandA-Zoom連携の遠隔授業を受けるためには,講義開講の2日前には,KULASISから仮登録を済ませておく必要があります.

端末およびインターネット接続環境が用意できない場合の支援

  • 数理科学系に系登録した学部生は,送信済みのアンケートに回答してください.数理科学系では、学生の皆さんが大学に来ずに遠隔授業が視聴できるようにしたいと考えています.
  • 数学・数理解析専攻数学系の大学院生は,指導教員にアンケート回答を伝えてください.

理学部数理科学系に系登録した学生さんへ

  • 春休みに海外渡航をしていた人は,帰国後2週間は外出を控えるようにしてください.
  • 毎朝の体温測定をし,37.5 ℃以上の発熱や体調不良の場合には自宅待機するようにしてください.発熱がなくても,味覚異常や嗅覚の異常も感染の兆候であるとの報告もありますので体調には注意を払ってください.体調管理,手洗い・消毒など徹底してください.
  • 講義,演習,演義について
    • 理学部科目の数学関連の講義・演義・演習はすべてオンラインによる授業になります.このためPC・タブレットの購入やWiFi環境(自宅)を整えておくことを強く推奨します.
    • オンライン授業の準備が整った科目から開始されます.時間割表を目安にして下さい.実際の開講時期については授業担当教員からKULASISやPandAの掲示により連絡があります.

大学院理学研究科数学・数理解析専攻数学系の学生さんへ

課題研究について

  • 課題研究もオンラインセミナーの形で実施されます。開講に先立ってそれぞれの課題研究の担当教員から、PC・タブレットやWiFi環境についての確認,開講時期,オンラインセミナーの実施方法について連絡があります.

数学/数理解析専攻の大学院生へ

  • 春休みに海外渡航をしていた人は,帰国後2週間は外出を控えるようにしてください.
  • 毎朝の体温測定をし,37.5 ℃以上の発熱や体調不良の場合には自宅待機するようにしてください.発熱がなくても,味覚異常や嗅覚の異常も感染の兆候であるとの報告もありますので体調には注意を払ってください.体調管理,手洗い・消毒など徹底してください.
  • 講義について
    • 数学・数理解析専攻数学系の講義はすべてオンラインによる授業になります.このためPC・タブレットの購入やWiFi環境(自宅)を整えておくことを強く推奨します.
    • オンライン授業の準備が整った科目から開始されます.下記,時間割表を目安にして下さい.実際の開講時期については授業担当教員からKULASISやPandAの掲示により連絡があります.
  • セミナー科目について
    • セミナー科目はオンラインセミナーの形で実施されます.開講に先立ってそれぞれの指導教員から、PC・タブレットやWiFi環境についての確認,開講時期,オンラインセミナーの実施方法について連絡があります.
  • 必修科目の「数学論文の書き方」については追って連絡します.
  • 転コース試験の受験を目的とする数学基礎試験については追って連絡します.

オンライン講義受講のために

時間割(オンライン開講情報)

※括弧内は大学院科目名

番号 科目名 講師 曜日 開講予定日
1004 現代数学の基礎A 山口孝男 月5 4月20日
2100 集合と位相 藤原耕二 月3 5月11日
2101 集合と位相演習 藤原耕二 月4 5月11日
3110 計算機科学 西村進 金4 4月17日
(0177) (計算機科学B)
3140 代数学I 並河良典 火2,3 4月21日
3142 幾何学I 入谷寛 水2,3 4月15日
3144 解析学I 高棹圭介 金2,3 4月24日
3146 微分方程式論 坂上貴之 木2 4月23日
3148 複素関数論 吉川謙一 月3 4月20日
3180 代数学演義I 山﨑愛一・平野雄貴 火4,5 4月28日
3182 幾何学演義I 森田陽介・高村茂 水4,5 5月13日
3184 解析学演義I 楠岡誠一郎・荒野悠輝 月4,5 5月11日
4106 解析学特論III COLLINS Benoit 水2 4月22日
(0287) (解析学特論E)
4107 保険数学I 恒川・南・徳田・鈴木・浅野 木3 4月30日
(0181) (保険数学A)
4118 偏微分方程式 前川泰則 金3 4月23日
(0406) (偏微分方程式大学院講義)
4120 代数幾何学 金沢篤 木3 4月30日
(0402) (代数幾何学大学院講義)
4122 整数論 雪江明彦 月3 4月13日
(0401) (整数論大学院講義)
4124 位相幾何学 加藤毅 火2 4月21日
(0403) (位相幾何学大学院講義)
4127 幾何学特論II 藤原耕二 月2 4月13日
(0274) (幾何特論D)
4129 確率論 熊谷隆 木2 4月23日
(0405) (確率論大学院講義)
4131 保険数学演習I 浅野(他) 木4 5月7日
(0183) (保険数学演習A)
4133 函数解析続論 泉正己 火3 4月28日
(0408) (函数解析続論大学院講義)
4135 数学・数理科学の最前線 山口孝男(他) 木5 4月23日
0067 数学論文の書き方 Karel SVADLENKA 集中 5月5日
0413 数学研究のためのソフトウェア演習 坂上貴之・佐々木洋平 火4 5月12日
4801 データ同化A 三好建正 火3 不開講

このページは2020年度の新型コロナ感染症対策で、非対面・オンライン授業を実施する必要があったため、それに必要だった情報を掲載しています。
PandA等オンライン授業用資料2022v4.pdf

2021年度以降でもオンライン授業やハイブリッド授業を行うための参考になると思われるので、残しておきます。ただし、掲載内容の一部は情報が古くて参考にならない部分(特に国際高等教育院からの通知など)もありますので、ご注意下さい。特にPandAは2021年度から見た目が大きく変わりましたので、ご注意下さい。
古い情報ですが、動画による説明へのリンク付きの講習会ファイルが下記にあります。
2020年4月のPandA等講習会ファイル.docx
2020年4月のPandA等講習会ファイル.pdf


このページは随時アップデートしていく予定です。三角形をクリックすると詳細の表示がON/OFFされます。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策として、京都大学国際高等教育院より、2020年4月16日および4月23日に全学共通科目担当の皆様への通知が送られました。重要な点のみいくつか抜き出しますと、

  • 2020年5月7日以降に開始される授業は対面では実施せず、下記の(1),(2),(3)の形になりました。
    (1) A オンライン又は B オンデマンドでの授業
    (2) C 課題研究等による形態の授業
    (3) 夏季集中授業(これに関する説明は省略させて頂きます。)
  • また、定期試験に関しても、教室での実施が不可能になる事態も予想されます。その場合は成績評価の方法を変更して、レポートや毎回課す課題等に対する評価によって行わなければならなくなります。
  • 5月6日までの休講期間中、KULASIS、PandAを通じて、講義のための事前資料やアドバイス、推薦図書などを学生に送信をすることが推奨されています。(国際高等教育院からの4月3日の通知を参照。)
    4/3の「全学共通科目授業担当教員の皆様へのお願い」から「実施例」(クリックして展開)
    学生には、この期間を利用して 「授業開始に先立って、勉強しようとする科目の内容を把握して予習をしましょう。またこの機会に、より幅広い視点から大学での「学び」を考え、学習意欲を高めてください。」 と知らせています。
    なお、資料を配信される場合は pdf あるいはプラウザで見ることができる形式でお願い致 します。写真等の画像を貼り付けるときには圧縮して容量が大きくならないようにご配慮ください。音声であれば mp3 形式のファイルが推奨されます。当面は KULASIS や PandA を用いた範囲での通信をお考えください。
    1) 授業とは無関係であっても、ご自身の学生時代に感銘を受けた小説、作品、例えばご自身がノーベル賞を取られたときなどに「あの本がこの道に進むきっかけになった」と言 えるような書籍など、18,19 才の若者を啓発できるような書物を紹介してぜひ読むように薦める。
    2) ご担当の科目に関連して、より大きな視点からその学術分野の意義や面白さ、重要性、 社会的な役割などを紹介する、あるいは資料や URL を提供して読むように誘導する。
    3) 科目の目的や意義、受講生に望むことを、文章、資料あるいはご自身の音声で伝える。
    4) 配信テストを兼ねて、学生の自習支援のためにご用意いただいている講義資料、音声ファイル等を授業開始前の予習として提供する。
    5)あるいは当該科目を履修するに先立って要望する(シラバスの履修要件ほどではないにしても)予備知識を学習できるような参考書を紹介する。
    6) 少人数クラスで履修生の大多数が良好なネットワーク環境にある場合、Zoom 等による動画配信のテストを行う(ただし、受信できなかった学生のために録画を残してください)。
    7) 学生から感想文やレポートなど、学習報告として提出物をもとめる。この場合、PandAなどが利用できる(紙媒体の提出は不可)。単純な学習上の質問であれば学生用メール を使用して受け付ける。

(1)(2)の講義に関するサポートのページが、このページ以外にも

にあります。いろいろ有用な情報が詳しく載っていますので、是非ご参照下さい。(これらのページは随時アップデートされますので、最新の情報をチェックして頂くようお願いします。)


(1) A オンライン又は B オンデマンドでの授業

これは例えば同時双方型のZoomなどのシステムを使うものや、録画した講義をPandAなどで配信するものです。
これは大学設置基準といわゆるメディア授業告知で認められた方式であり、現在は学生が自宅で受講することができます。
大学設置基準 第二十五条 2 「多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。」
大学における多様なメディアを高度に利用した授業について(メディア授業告知の説明)
(1)同時双方向型(テレビ会議方式等)  (2)オンデマンド型(インターネット配信方式等) についてどのようにして対面(面接)授業と同じ効果を得るようにすべきかが規定されています。
文部科学省 3/24 通知(令和2年度の授業の開始について) 3(1)で同時双方向型でも自宅での履修が認められています。
文部科学省 4/1 通知(学事日程等の取扱い及び遠隔授業の活用に係るQ&A等の送付について)
ネットワーク環境の十分でない学生にも配慮した形で実施をお願いします。
学生からネットワーク環境のサポートに関する問い合わせがあった場合は、所属学部の教務掛へ問い合わせるようにお伝え下さい。
様々な形態のオンライン授業でのデータ通信量については、大島利男氏のページ大向一輝氏のページをご参照下さい。
例えば、Zoomを利用する場合でも、PDF資料を先に配付して学生が音声のみでも聴講できるようにすることで、通信量を減らすことが可能になります。また、Zoomには録画機能もありますので、それを利用すればリアルタイムで授業に出席できなかった学生も後で試聴することが可能になります。
その他の工夫については、 オンライン講義情報(数学教室のサポートページ) をご参照下さい。

以下の A と B の2つのタイプがあります。

どちらの場合も、必要に応じて、PandAを通じた課題や質疑応答によって講義を補完して頂くようお願いします。
特に4月中の休講期間の学習を補うためにも、また成績評価のためにも必要になると思われます。さらに、上記オンデマンド型授業(大学における多様なメディアを高度に利用した授業について)の場合には、設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導を併せ行うことと、当該授業に関する学生の意見交換の機会の確保が必要とされています。
下記のワークフローをご参照下さい。
詳しくは オンライン講義情報(数学教室のサポートページ) をご参照下さい。

A リアルタイムの遠隔授業(同時双方向型)


京都大学はZoom社とのライセンス契約を結んでおりますので、ご利用頂けます。
教育のオンライン化の支援のため、オンラインミーティングサービスを提供するZoom社と教育機関用サイトライセンス契約(以下、「全学ライセンス」という。)を行い、授業担当教職員に「Zoom」のライセンスを配付いたします。
 本ライセンスは、教職員が個々に以下の申請サイトから手続きを行っていただくことで付与されます。手続きを進めると、全学メールアドレスをIDとするZoomのユーザーアカウントが生成されます。
京都大学 Zoom全学ライセンス 申請ページ
Zoom全学ライセンス ポータル
Zoomによるオンラインの講義のリアルタイム配信は、PandAから出来ます。
PandAからのZoomによる講義の配信については以下を参照。
  • PandAでZoomを使う
    特に、Zoombombingと呼ばれる妨害行為を防ぐために、Zoomによる講義は PandA内から配信することが推奨されています。
  • オンライン講義の方法例
  • オンライン講義の方法例2
  • LaTeX ONとZoomメニュー問題:サイト情報 > ツールの編集 > プラグインツール > Zoom(KU License) PandA Tipsの「PandAのZoomツール導入の操作を行ったのにツール一覧に表示されない」の説明参照。

Zoomで講義を配信するには様々な形態が考えられます。詳しくは、オンライン講義の方法例をご参照下さい。

  • 1) カメラで写してライブ配信
    a. 黑板や白板を利用
    b. 書画カメラのように紙などを写して利用
  • 2) Zoomの共有画面を使って、そこに書き込みながら講義を実施
    a. Zoomのホワイトボードを共有して、そこに書き込む
    b. 授業資料をZoom参加者全員に表示して,Zoomのコメント機能を利用して書き込む
    c. 授業資料をZoom参加者全員に表示して,PC側のアプリの機能を利用して書き込む
Zoomを利用される場合にはZoombombingと呼ばれる妨害行為にもご注意下さい。

B オンデマンド型の遠隔授業


既に作成した動画を(オンデマンド)配信する場合
動画をPandAのリソースツールからダウンロードできるようにする(下記(イ)参照)か、PandAのKalturaを利用することができます。

KalturaはPandAの中から動画を配信するサービスです。Kaltura Captureを用いて録画を行うこともできます。Kalturaを使うには情報環境機構を通じた登録が必要です。

動画容量の目安:90分の動画サイズ カメラによる録画+音声の場合 500MB~1GB、画面共有(例 ZoomでPDFを見せながら説明)の場合 120MB
PandAでの保存容量の上限:ファイルサイズは1個 1.5GBまで、コースサイト全体(授業ごと)で合計20GB まで
Zoomでのクラウドレコーディングの上限: 1科目 1.5GB まで

(2) C 課題研究等による形態の授業

これは前回4月9日のメールでもご紹介した方式で、「教科書から、或いはネットワーク上で講義資料等や、PDF 等の資料と音声を配信するなどしたうえで、課題等を与え、原則として毎回、レポート、小テスト等として提出させる」というものです。これは
「授業中に課すものに相当する課題研究等」に相当するというのが国際高等教育院の見解です。
文部科学省 3/24 通知(令和2年度の授業の開始について) 4ページ 2(1) 参照。1単位の学修時間が 45 時間である単位制度の趣旨を踏まえ, 補講授業,遠隔授業,授業中に課すものに相当する課題研究等を活用し,大学設置 基準第 21 条等で定める学修時間を確保するための 方策を大学等が講じていることを前提に,10 週又は 15 週の期間について弾力的に 取り扱って差し支えないこと。
文部科学省 4/1 通知(学事日程等の取扱い及び遠隔授業の活用に係るQ&A等の送付について)の5ページ 問6にもご留意下さい。

このタイプCのうち、音声ファイルを伴うものを C-1、そうでないものを C-2 と呼んでいます。C-2よりC-1が推奨されています。音声ファイルの作成については、国際高等教育院の4月23日の通知をご覧下さい。
また、Teching Online@京大の解説もご参照下さい。
また、PDFなどの資料を配付する際に、ダウンロードさせずにすむ(従って流出の危険が少ない)、学生が教材を閲覧したかどうかわかる BookRollというシステムがあります。詳しくは こちら

授業の実施例(ワークフロー)

参考までに授業実施の一例をご紹介したいと思います。以下はあくまでもPandA(京大の学習支援システム、下記の概要参照)をベースとした一つのサンプルであり、他にも様々なツールの組み合わせが可能です。オンライン講義情報(数学教室のサポートページ)もご参照下さい。PandAのコースサイト開設と初期設定については こちらPandAでLaTeXを利用する方法については こちらを参照して下さい。

  1. (ア). 学生への連絡
    PandAの「お知らせ」「メール」ツールから学生にメールを送る。
    履修登録確定前の仮登録の段階でも、当該講義を候補科目に入れている学生にはメールが届く。また、過去に送ったメールの一覧も見ることができる。PandA教員用マニュアル p.18, p.20参照。
    KULASISの「授業サポート」>「授業連絡メール」からメールを送ることもできる。
    特に、初回は、KULASISからPandAのコースサイトを見るように指示をして下さい。

  2. (イ). 講義 あるいは 講義の資料を学生に配信
    講義そのものを配信する場合は上の(1)を参照。(2)の場合、または(1)で資料も配付する場合、
    資料をPandAの「リソース」ツールでアップロードし、学生がダウンロード出来るようにする。
    リソースツールによる資料の配付
    文書であれば、多くのデバイスでそのまま閲覧出来るPDF形式が望ましい。ファイル名は、通し番号、講義名、日付などを含むようにし、ダウンロード後も整理しやすいようにする。
    PandA教員用マニュアル p.22参照。
    KULASISの「授業サポート」>「授業資料」を使うこともできる。

  3. (ウ). 課題(レポート)の出題、回収、採点、コメント:PandAの「課題」ツールを通じて行う。
    課題の出題
    PandAによる課題提示方法
    「課題」の「追加」で問題(レポート内容)を掲載。問題文は、入力欄にテキストで記述するか、「添付を追加」でファイルを添付する。数式を含む問題の場合、TeXで入力欄に記述するか、TeXでPDFを生成し添付する。
    提出物の形式として、「インライン」「添付」やその両方などが選べる。
    「インライン」の場合、解答欄に直接テキストで解答することになるが、数学の式を含んだ記述の場合、TeXを使わなければならず、学生がいきなり使いこなすのは難しい。
    「添付」の場合、(WordファイルやPDFもありうるが)多くの場合、学生が自分のノートをスマートフォンで撮影し、その画像ファイルを添付する。(その場合の学生への注意は下記)
    PandA教員用マニュアル p.25参照。
    スマートフォンによる撮影で写真を添付する学生への注意事項
    ノートの写真が非常に読みにくくなることが多いので、学生には下記のように伝える。
    • 大きめの字で丁寧に書くこと(特に添字)
    • ノート(撮影対象)に照明をしっかり当て、自分の体で陰になったりしないようにすること
    • 書き損じたらしっかり消してから書き直すこと
    • 提出前にちゃんと読めるか自分で確認すること

    あるいは、学生には次のリンクを知らせ、その中の「PandAで課題を提出する方法」を参照するように伝える。
    https://www.math.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/public_files/オンライン講義を受けるための注意事項.pdf

    採点、コメント、返却
    PandAによる採点ガイド(TA・教員共通版PDF)
    各課題の「採点」をクリックすると学生の提出物が表示されるので、得点を入力する。提出形式が「インライン」の場合、そのまま表示されるが、提出形式が「添付」の場合、提出物(ファイル)へのリンクがあるので、それをクリックしてダウンロードして閲覧して採点する。(注、2021年度より、PDFの添付ファイルはインラインで表示できます。New GraderまたはSakai Grader使うという項目にチェックを入れて下さい。)
    個々の提出物に対し、コメント(簡易TeX形式が使える)を付けることができる。さらに、添付ファイルをつけることができる。例えば、提出されたファイルに(例えば間違った箇所を)線やテキストなどでマークアップして保存し、それを添付ファイルとして返却することも可能である。(フィードバックとしては最も望ましいが、それなりに手数がかかる。)


    情報環境機構の喜多先生はPandAの課題採点のためのPythonスクリプト(Windows用, Mac用)を作られました。(アクセスにはECS-ID/SPS-ID で認証が必要。) このスクリプトでは一括ダウンロードした提出物ファイルを一覧表示し、そのうち画像はインラインで表示されます。使い方については、高等教育研究開発推進センターの「私のオンライン授業」の第4回でデモ動画もご視聴いただけます。
    TAに採点を依頼する場合
    担当科目にTAが割り当てられているときは、TAをPandAのコースサイトに登録し、権限を設定しておけば、TAが直接採点することができる。
    TAの登録については,教員・TAの追加登録、TAへの採点権限付与 および PandA公式ガイドブックの p.10参照。登録には、学生の全学メールアドレス(姓.名.数字2つアルファベット@st.kyoto-u.ac.jp)をご利用下さい。また、TAが採点ができるためには、登録だけでは不十分で、権限の付与が不可欠です。
    TAに採点を依頼するときは、必ず、
      課題名、問題・解答例、満点・配点・採点基準、採点期限、その他注意など
    を送るようにして下さい。TAに割り当てられた時間は限られています。(特に全共科目)解答例などは必ず作ってあげて下さい。特に、今年度は、いつもと違う採点方式になりますので、学生も戸惑い、時間が余分にかかることもあることにご留意下さい。TAには、必要であれば、課題の採点をPandA上で一旦保存した状態で担当教員に報告してチェックしてもらい、その後に「受講者に返却」するように伝えてあります。
    成績の集約
    つけられた成績は、PandAの「成績簿」ツールに集約することができる。「課題」や「テスト・クイズ」で出題するときの設定で、「成績付け > 成績簿に追加」というオプションをONにしておくと、成績簿に反映します。成績をKULASISで利用する場合は以下を参照。

    「成績簿」ツールについては、PandA教員用マニュアル p.33参照。

    簡単な小テストであれば、PandAの「テスト・クイズ」を使うことも可能
    複雑な問題はできないが、数値や複数選択方式の小テストを課すことができる。テストの作成は面倒だが、PandAが自動で採点してくれるので、採点の手間は省ける。
    PandA テスト・クイズツールの利用法
    PandA教員用マニュアル p.30参照。

  4. (エ). 質疑応答
    PandAの「フォーラム」ツールで行う。
    学生には、質問があったら、PandAの「フォーラム」ツールで聞くように伝える。こうすれば他の学生も質問と答を見て参考にすることができ、教員も何度も同じ回答を行う手間が省ける。PandA教員用マニュアル p.34参照。
    メールを通して行う。
    メールを通して質疑応答を行うこともできるが、その場合、学生は教員のメールアドレスを知らされていないので、別途メールアドレスを学生に周知する必要がある。


  5. よくある質問

    Q1. PandAを使わずに、KULASISとメールだけで授業を実施してもよいか?
    A1. 基本的には、KULASISとメールだけでも構いません。しかし以下の点に十分ご留意下さい。
    学生は教員のメールアドレスを知らされていないので、KULASISだけでは、学生が教員にコンタクトをとる方法がありません。別途メールアドレスを学生に周知する必要があります。また、学生はしばしば個人メールアドレスを使い、自分の名前も書かずにメールを送ってくることがあります。そのときは名前を問い合わせて下さい。到着したメールと履修者名簿の照合はご自分でお願いします。さらに、件名なしや本文なしで添付ファイルのみで送ってくることがあり、その場合は(あるいは他の理由でも)スパムフォルダに自動で入ってしまうことも多くなりますので、頻繁にスパムフォルダのチェックをお願いします。後日メールを送ったか送らないかで問題(異議申し立てなど)が起きたときなどは、スパムフォルダのチェックの記録などの提出をお願いすることがあります。


    OCW

    線形代数の行列の導入に関する補助教材として、OCW (Kyoto University Open CourseWare) に
    「ベクトルから行列へー線形性とは何かー」 国際高等教育院数学教室(加藤信一,鈴木咲衣,田中俊二,三輪哲二,山木壱彦) https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/ilas/01
    があります。必要な方は学生にリンクをご紹介の上ご利用下さい。


    講義・演義科目(微分積分学、線形代数学)について

    講義・演義科目で講義部分と演義部分が異なる教員が対応する場合ですが、講義と演義で一体の科目ですので、上の(イ)部分を講義担当、(ウ)部分を演義担当が行うという形になります。通常の事態ではありませんので、講義担当教員と演義担当担当教員で緊密に連絡を取って、ご協力頂ければと思います。例えば、講義ノート・問題をTeXで作る場合のソースファイルの共有や、学生への質問対応(上の(エ)部分)などが考えられます。


    通常、講義・演義科目は2クラスがペアになっており、講義は2クラス合併で、演義は1クラスずつになり、KULASIS上は2つ別の講義となっています。この2クラスの授業をPandAを通じて実施する一つの方法として、2つのコースサイトを統合する方法が考えられます。一方のコースサイトのみを開設し (既に他方のコースサイトを解説してしまった場合は、既に出した課題の提出物や成績などを一旦ダウンロードし保存した上で削除し)、以下を参考にコースサイトを統合して下さい。

    コースサイト統合後も、元の2つのクラスは、「グループ」として別に扱うことができ、一方のクラスにのみメッセージを送ったり、課題を出したりしたければ、グループとして指定することができます。「このお知らせは選択したグループだけが閲覧可能」など。
    PandAのグループの設定と使用方法

    この方式の場合、Zoomによる講義を行う場合は2クラス同時に配信できることになりますが、演義の部分をZoomで2クラス別々に配信することが出来なくなります。その場合の解決法として、次が考えられます。
    講義・演義科目2クラスのコースサイトを統合した場合の演義の実施例:
    方法1. 演義の問題・解答の解説はリアルタイムではなく、録画でオンデマンド配信する。録画の配信は (1) 参照。
    方法2.クラス別の演義のZoomのミーティング情報を「お知らせ」などからグループ別に配信する。
    (PandAからのリンクでZoomを開く場合に比べて、セキュリティーが弱くなる。(1) のZoombombingの項に注意。)
    方法3. 演義をZoomで行うが、2時限中どちらに出席してもよいことにする。
    演義の時間をむしろ学生からの質問に答える時間にすれば、反転授業の形が実現できる。
    
反転授業⽅式によるオンライン講義の⽅法(PDF)

    講義・演義科目で必ずコースサイトを統合しなければならないわけではなく、コースサイトは別々のままで、情報環境機構に「プロジェクトサイト」を申請し、講義用にはそれを使うという方法も考えられます。(学生は講義のときはプロジェクトサイト、演義のときはコースサイトを見ることになります。)

※2020年6月8日14:30版。随時更新いたします。

PandAコースサイトの作り方・操作方法

初期セットアップ手順(PDF)

PandAのグループの設定と使⽤⽅法(PDF)

PandA コースサイトでの受講者との連絡やりとりの方法(PDF)

教員・TAの追加登録、TAへの採点権限付与(PDF)

PandA による課題提示方法(PDF)

リソースツールによる授業資料等の電⼦配布(PDF)

PandAによる採点ガイド(TA・教員共通版PDF)

PandA 成績データ利用による KULASIS 成績登録ガイド(PDF)

PandA Q&A (PDF)

情報環境機構の各種情報サービスに関する問合せ

(Zoomによる)オンライン講義の方法例

同時配信方式によるオンライン講義の方法例(PDF)

同時配信方式におるオンライン講義の方法例その2(PDF)

反転授業⽅式によるオンライン講義の⽅法(PDF)

Zoom セルフセミナーによる授業動画作成方法(PDF)

授業ビデオ動画のサイズ圧縮方法(PDF)(β版)

Zoomミーティングにおける妨害対策について

オンライン演習・演義・課題演習・セミナーの方法例

演習・演義・課題演習・セミナーの方法(PDF)

オンライン受講について

(参考、学生向け)学部・大学院授業

(参考、学生向け)オンライン受講のための推奨情報機器(PDF)

(参考、学生向け)オンライン講義の受講のための注意事項(PDF)

(参考、学生向け)スマートフォン スキャナアプリ 使⽤のお願い(PDF)

(参考、学生向け)情報環境機構によるオンラインヘルプデスク

学外からの⼤学内ネットワーク接続⽅法

学外からの⼤学内ネットワーク接続⽅法 (KUINS IKEv2) (PDF)

Q&A

Q&A: PandA関連事項(PDF)

Q&A: Zoom関連事項(PDF)

リンク集

PandA関連

Zoom関連

全般
ZoomのTIPS
関連情報・ツールなど

講義動画をアップロードする際に上記ツールなどで録画した動画データを編集することで容量を削減することができます。

セキュリティ情報

残念ながら、zoomには現在セキュリティなどでいくつかの問題点が指摘されています。そのため、Zoom利用する場合はリスクを承知の上、最新版のソフトを利用するとともに、Zoom 使用の際は機密情報の扱いにご注意ください。

ZoomKUlicense への切り替え

4/6付けの情報環境支援センターからのメールにて、全学ライセンス(全学メールアドレスに付与)を正式バージョンに移行する手続きの案内が送られています。必ず各自でメールの案内に従って移行手続きを行ってください。

Teaching Online@京大 (京大提供のオンライン講義の支援情報・リソース)

京大他部局等のオンライン講義支援情報リンク

学外のオンライン講義に関連した情報リンク