講義・演習
保険数学(通期)、保険数学演習(通期)、年金制度設計論(後期)、数理ファイナンス(後期)を開講しています。 保険数学・年金制度設計論は、日本アクチュアリー会から派遣された教員が、理論と実践(応用)の両方の視点から各講義を担当しています。
各年度の具体的な講義の内容は開講科目を参照ください。
保険数学ゼミ
保険数学専攻の修士課程学生に対して、日本アクチュアリー会から派遣された教員が実務家の視点を交えながら、 将来アクチュアリーとして必要になる専門的な知識・技能の習得の指導を行っています。 保険数学に関連する様々なテーマについて、毎週定期的(主に木・金曜日)にゼミを開講しています。 聴講生としての参加・傍聴も随時受け付けています。
詳しい内容はゼミ概要を参照ください。
保険数学ゼミの活動がアクチュアリージャーナルで紹介されました。
「京都大学におけるアクチュアリー教育の現状と展望」
集中講義(連続講義)
以下のテーマについて、海外から講師を招聘して、集中講義(連続講義)を開講しました。
令和2年度~令和5年度は新型感染症の影響もあり開催されませんでした。
2019年度
- Actuarial Modelling
--アクチュアリアル モデリング--
2018年度
- On the fair valuation of insurance liabilities: merging market-consistency and actuarial considerations
--保険負債の公正価値評価について:市場整合性と保険数理的考察--
2017年度
- From standard life annuities to long-term care benefits: an actuarial perspective
--生命年金から長期介護給付へ:アクチュアリーの視点--
2016年度
- Insurance Analytics: Pricing General Insurance
--保険分野におけるデータ解析:損害保険のプライシング--
2015年度
- Longevity Risk and Demographic Ageing
--長寿リスクと人口構造の高齢化--
2014年度
- On risk models with applications in life and non-life insurance
--生命保険・損害保険におけるリスクモデルの応用--
2013年度
- Financial and Insurance Applications of Markov Chains
--マルコフ連鎖の金融・保険分野への応用--
2012年度
- Quantitative Risk Management
--定量的リスク管理--
2010年度
- Stochastic Modeling
--経済シナリオ(リスク中立とリアルワールド)--
特別講演会
茶話会
毎年1回、アクチュアリーに興味のある学部生・修士生を対象に、社会人として働く若手アクチュアリーとの懇話会を開催しています。
令和2年度~令和4年度は新型感染症の影響で、受講者からの質問に対して保険会社勤務のアクチュアリーが回答する形で開催しましたが、令和5年度以降は令和元年度以前のように対面で開催しています。
令和6年度は、以下のとおり対面で開催しました。
・令和6年度 茶話会
日時:7月4日(木)16:45~18:15
場所:理学研究科セミナーハウス(大セミナー室)
関西セミナー
大学院での研究テーマについて、日本アクチュアリー会の関西セミナーの場で発表を行っています。
書籍
平成24年2月に、生命保険数学を初めて勉強する学生・社会人を対象として、生命保険数学を確率的に記述したテキストを作成しました。 平成21年度~23年度に保険数学ゼミに在籍していた卒業生やTAが完成に大きく貢献しています。
平成26年7月に、内容を一部改訂した改訂増補版を発刊しました。
現在、日本アクチュアリー会の資格試験の参考書として指定されており、 本大学の保険数学講義の教科書としても使用しています。
・確率で考える 生命保険数学入門(平成24年2月発刊)
(正誤表と主な改訂内容)
・アクチュアリーのための生命保険数学入門(平成26年7月発刊)