修士課程 教育方針

大学院教育と入試案内

修士課程 教育方針(令和4年度以降入学者向け)


数学・数理解析専攻数学系では優れた研究者の養成と、高度な専門的能力を生かして社会で活躍する人材の養成を目的として教育をしている。

数学系では博士後期課程へ進学するための要件の一つとして QE (Qualifying Examintion, 博士後期課程進学資格試験)を課している。 修士課程入学試験において優秀な成績をおさめた受験生は入学後にQEが免除されることがある。

QEに合格した者(入学試験でQEを免除された者を含む)は、指導教員との一対一の個人指導を受けることができる。その場合、指導方法についても学生と指導教員が相談して決めるのが原則である。
QEに合格していない者は少人数のグループセミナーで指導を受ける。学生の希望等に応じ、各分野でグループセミナーが開講される。

*令和3年度以前の入学者には数学先端コースと数学基盤コースの2つのコースが設けられていたが、令和4年度以降の入学者に対してはコースの区別はない。

修士課程 教育方針(令和3年度以前入学者向け)

数学・数理解析専攻数学系では優れた研究者の養成と、高度な専門的能力を生かして社会で活躍する人材の養成を目的として教育をしている。
それぞれの目的に対応するため、本専攻数学系修士課程に、数学先端コース数学基盤コースの2つのコースが設けられている。
目的の違いにより教育の方法も大きく異なるので注意すること。

数学先端コースの目的は
優れた研究者の養成である。従って博士後期課程に進学することを前提にした教育が行われる。具体的には指導教員による一対一の個人指導によって研究者になるための教育が実施される。指導方法についても学生と指導教員が相談して決めることが原則である。将来研究者を目指す諸君はこのコースを希望すること。

数学基盤コースの目的は
数学についての高度な専門的能力を持ち、それを生かして社会で活躍できる人材の養成である。このコースの教育は原則として修士課程終了後に社会で活躍することを前提にしている。このコースでは少人数のグループを対象としたセミナーが教育の中心になる。グループは、代数学、幾何学、解析学、保険数学、応用数学の5つである。このセミナーで数学の理解を確実なものにすると共に、講義を通じて幅広い知識を得ることも要求される。社会で活躍する上で役立つ資格(教員免許、アクチュアリー等)の取得も奨励される。