スーパーグローバル大学創成支援事業の数学系ユニットでは、主として理学部1回生で数学に興味を持つ学生を対象とした合宿を行います。ふるってご参加下さい。
* 参加申し込みの受付は終了しました。*
- 日 時
- 2017年8月29日(火)~8月31日(木) 2泊3日
集合:8月29日(火) 午前10:00 京都大学理学部3号館 正面玄関
帰学:8月31日(木) 午後4:00頃(予定) - 場 所
- あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)(京都市 右京区京北下中町鳥谷2)
- 講義の概要
- 「変分法入門 –最小値への道のり−」
カレル・シュワドレンカ(京都大学 大学院理学研究科・准教授)
変分法は数学の様々な分野に現れる非線形問題を解くための強力な理論です.簡単に言えば,極値を求める問題を高校で学ぶ「実数の関数」から「関数の関数」に拡張して考えます.「均一でない物質を通る光線がどのような経路を選ぶか?」,「針金で作ったフレームに張られた石鹸膜はどのような形をとるか?」,「重力場で動く物体が目的の場所にたどり着くのに必要な最短の時間は?」といった疑問の答えを与える,面白い数学の基本的なアイデアについて紹介します. - 「射影直線による代数幾何学・数論幾何学への入門」
星 裕一郎(京都大学 数理解析研究所・講師)
代数幾何学・数論幾何学は,どちらも,代数多様体と呼ばれる幾何学的対象をその基本的な研究対象とする数学の一分野です.しかしながら,代数幾何学では複素数体などといった代数的閉体の上で定義された代数多様体がその研究の中心となる一方で,数論幾何学では有理数体などといった数論的な体の上で定義された代数多様体がその研究の中心となり,問題意識は大きく異なります.この講義では,射影直線という非常に初等的な代数多様体を題材として,代数幾何学・数論幾何学の入門的な話題の解説を行いたいと思います. - *講師の他に大学院生がティーチング・アシスタントとして参加します.
- 対 象
- 京都大学理学部学生(主として1回生)
- 定 員
- 先着20名(1回生優先 *)
*1回生の申込が定員に達し次第、受付を締め切ります。
*締切時点で1回生の申込が定員に満たない場合は、申込書の受付順に2回生の参加を認めます。 - 費 用
- 11,820円(宿泊費および食事代)*一旦徴収しますが、後日全額返金します。
- 申 込
- 7月25日(火)までに数学事務室に備え付けの申込書に記入して提出してく ださい。