開催日時
2025/05/21 水 15:10 - 16:10
場所
RIMS420号室
講演者
小澤登高
講演者所属
京都大学
概要
Kazhdanの性質(T)は群に関する性質で、エクスパンダーグラフの構成に使われるなど、数学の広い分野に多くの応用がある。与えられた群が性質(T)を持つか否かを決定するのは一般に困難である。講演では、作用素環論(非可換実代数幾何学)により、性質(T)の検証が機械計算で解決可能な半正定値計画問題に帰着できることを紹介する。数学における実験的手法についてのエピソードと計算機を使った検証結果を報告する。特に自由群自己同型群 Aut(F_n) が性質(T)を持つことが大規模計算によりrigorousに証明された。これは群論における有名未解決問題を解決するものであり、工業数学等への応用がある。
大談話会
15:10-16:10 小澤登高先生のご講演
16:10-16:45 Tea Break
16:45-17:45 Neal Bez 先生のご講演