集中講義 数学特別講義 10 (微分幾何学II)「expoded manifold 入門」

開催日時
2024/01/09 火 13:15 - 16:15
2024/01/10 水 13:15 - 15:45
2024/01/11 木 13:15 - 16:15
2024/01/12 金 13:15 - 15:45
場所
3号館110講演室
講演者
深谷 賢治
講演者所属
ニューヨーク州立大学 サイモンズ幾何学・物理学研究所
概要

Gromov-Witten 理論(擬正則曲線の数え上げ)を,空間が特異点をもっていたり,stratification がある場合に行うというのは,重要でさまざまに研究されています.
代数幾何的にはLog 幾何学との関係が大事なようです.Symplectic 幾何の場合にそれをするのが,expoded manifold の理論で,Brett Parker という人が,かなり前に始めました.ただ,Parker の論文は膨大なのと,かなりクセの強い書き方がしてあります.雰囲気は代数幾何に近いので,代数幾何の人のなかにはそこそこわかっている人がいるようです.Symplectic幾何の人からは分かりづらいという評判があります.
今回はexpoded manifoldとそのGromov-Witten理論について私にわかる範囲で解説してみたいと思います.(Parker の膨大な論文をちゃんと読んでいるわけではないので,どのくらいできるか不明.)
ある意味ある空間概念を 1 から定義するということなので,一応予備知識はあまりいりません.
トーリック幾何学のことをそこそこ使うのですが,必要な程度に説明します.後半は Gromov-Witten 理論とは何かぐらい知らないと分からないかもしれません.

要申込: 1 月 8 日(月)締切厳守!
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