近年、非コンパクトな多様体の深谷圏を（超局所）層を用いて記述するという研究が盛り上がっている。これはNadler—Zaslowの結果からはじまり、近年のGanatra—Pardon—Shendeでひとつの決着がついたとみることもできるが、彼らの結果は体上で得られており、超局所層理論がシンプレクティック幾何の定量的な側面を捉えることができるというTamarkinにはじまる結果を説明することはできない。今回の講演では、上のような話の紹介から始め、GPSの定理がどのように定量的に強化されるべきなのかについて説明したい。後半の話は池祐一氏との共同研究に基づく。

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