オンライン集中講義 数学特別講義 9 (微分幾何学Ⅱ)「シンプレティックフレアー理論の定量的な側面についての話題」

開催日時
2022/01/17 月 13:00 - 14:30
2022/01/18 火 13:00 - 15:30
2022/01/19 水 14:30 - 16:00
2022/01/20 木 13:00 - 15:30
2022/01/21 金 13:00 - 15:00
講演者
深谷 賢治
講演者所属
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校 サイモンズ幾何学・物理学研究所 教授
概要

フレアーホモロジーはシンプレクティック幾何学の基本的な道具であるが,今回は,その中で特にハミルトン力学系などに関わる次のようなトピックからお話ししたい.

1)スペクトル不変量やノヴィコフトーション
2)ハミルトン微分同相のホーファー距離
3)フレアー理論でのパーシステントホモロジー
4)ノヴィコフ環上のミラー対称性とA無限大圏のグロモフハウスドルフ距離

フレアー理論や疑正則曲線のFoundationについては,結論のみのべ,証明はあまりしない.
つまり,疑正則曲線が然るべき性質をもつ基本ホモロジー類を持つということは,幾何学的に成り立ちそうなら,全部成り立つと仮定する.
(講義に出てくる場合は全部証明できるが,それをやっているといくら時間があってもおわらない.)
いっぽう,証明しないので,その辺についての予備知識はあまりいらない.
(疑正則曲線とは何かぐらいを簡単に説明するが,その程度の知識ですむはず.)
その上で,上記の応用の説明をSelf containedにやりたい.

要申込: 受講希望者は、クラシス内のGoogleフォームにて申込みを行って下さい.聴講のみの希望者も申込みが必要です.
締切日: 1月12日(水) 締切厳守!