離散勾配法の不連続Galerkin時間離散化法による高精度化

開催日時
2021/10/26 火 16:45 - 18:15
講演者
剱持 智哉
講演者所属
名古屋大学 大学院工学研究科
概要

離散勾配法とは,Hamilton系や勾配系などの時間発展方程式に対する,それらの持つエネルギー構造 (保存・散逸)を再現する時間離散化法である.素朴な方法による離散勾配法の精度は,時間ステップ幅に対して高々2次であり,そのため,高精度化のための研究がいくつかなされている.
本研究では,不連続Galerkin法による時間離散化手法を用いた離散勾配法の高精度化を提案する.本手法は,保存系でも散逸系でも適用可能である.理論的な誤差評価は得られていないものの,数値例によりその有効性を示す.