時間周期的電磁場内での量子散乱について

開催日時: 
2016/06/15 Wed 16:30 - 17:30
場所: 
RIMS420号室
講演者: 
足立 匡義
講演者所属: 
京大大学院人間・環境学研究科
概要: 

2次元平面に対し,空間的に一様な磁場をそれに直交する
ように印加して,その平面内の量子力学系を考えてみる.
例えば,印加されているのが定磁場であれば,荷電粒子は
それによって束縛される.そこへ更に,定電場をその平面に
横たわるように印加すると,荷電粒子は磁場,電場双方に
直交する方向にドリフトし,やがて無限遠に飛び去っていく
ことがよく知られている.定電場の代わりに,定磁場から
定まる荷電粒子のサイクロトロン振動数で回転する一様電場を
印加しても,荷電粒子はやがて無限遠に飛び去っていく.
また,オン/オフが時間周期的に繰り返される磁場を考えた
ときには,一様電場を印加しなくても,荷電粒子が無限遠に
飛び去っていく場合もある.本講演では,このような時間
周期的電磁場内での量子力学系に対する散乱問題に関して,
いくつかの結果を紹介する.