エンリケス曲面の自己同型について

開催日時
2015/06/24 水 16:30 - 17:30
場所
3号館127大会議室
講演者
大橋 久範
講演者所属
東京理科大学・理工学部
概要

 エンリケス曲面の自己同型の研究は80年代に遡り
Barth-Peters, Dolgachev, Kondo, Mukai-Namikawaらにより興味深い
現象が挙げられていたが、K3曲面においてNikulinが行ったような
有限自己同型群の一般論という形では今まで論じられてこなかった。
談話会では、エンリケス曲面の位置づけから始めてK3曲面と
対比しながらsemi-symplectic, non-semi-symplectic自己同型や
Mathieu型自己同型群の分類について最近の結果を紹介したい。