ラグランジュ部分多様体のシンプレクティックトポロジーの諸問題

開催日時
2015/01/14 水 16:30 - 17:30
場所
RIMS110号室
講演者
深谷 賢治
講演者所属
Stony Brook University
概要

シンプレクティック幾何には,柔軟性と剛性の両面があり,
前者では与えられた性質をもつ対象をh原理などで作ることが,
後者では,擬正則曲線などを用いて, 非存在を示すことが,その典型である.
それらを合わせて,存在の必要十分条件を出すことができれば,それが最終結果になり
「シンプレクティックトポロジーでは擬正則曲線が禁止しないことは全て可能である」
という「原理」が示されたことになる.
ラグランジュ部分多様体を例に, この2つがどの程度接近するところまで
知られているか,何が不明かなどをお話ししたい.