集中講義 数学特別講義 12 / I (微分幾何学)「Open-Closed Gromov-Witten-Floer 理論について」

Date
2025/10/06 Mon 13:00 - 14:30
2025/10/07 Tue 13:00 - 15:30
2025/10/08 Wed 14:30 - 16:00
2025/10/09 Thu 13:00 - 15:30
2025/10/10 Fri 13:00 - 15:00
Room
3号館110講演室
Speaker
深谷 賢治
Affiliation
清華大学 ヤウ数学研究所
Abstract

擬正則曲線のシンプレクティック幾何学への応用には、閉じたリーマン面からの写像を用いる Gromov-Witten 理論と、境界のあるリーマン面からの写像を用いる Floer 理論がありますが、この2つをかかわらせながら調べるのが Open-Closed Gromov-Witten-Floer 理論です。
これは、非コンパクトな場合で、ラグランジュ部分多様体に制限がついた場合には、いろいろ発表されてい
る論文も増えてきました。コンパクトな場合について10 年以上も前から、M.Abouzaid、 Y.-G. Oh、小野薫、太田啓史氏と論文を書くことになっていたのですが、ようやく完成しそうなので、その内容について応用を含めて解説したいと思います。
コンパクトな場合には、仮想ホモロジー類の理論が必要ですが、それについてはあまり深入りはせず、それ
を使う方(応用)をおもな内容としたいと思います。
そういう意味で、証明は「モジュライ空間の絵を描いてすませる」予定で、それが気にならなければ、それ
ほど予備知識はいらないはずです。

要申込: 10月1日(水)締切厳守!
※講義は対面で行います。受講希望者は、KULASIS「お知らせ」内のGoogleフォームにて申し込みを行ってください。
聴講のみの希望者も申し込みが必要です。