極小モデル理論の発展

Date
2021/12/08 Wed 16:45 - 17:45
Speaker
權業 善範
Affiliation
東京大学数理科学研究科
Abstract

70年代から80年代に発展し、枠組みが見えてきた代数多様体の双有理分類論の
要となる極小モデル理論は2000年代後半から2010年代前半に Birkar-Cascini-Hacon-M
ckernan による標準環の有限性生成及びフリップの存在が証明されることにより、高次元化へのアプローチの骨組みが浮き彫りになった。そこでのアプローチは BasePoinrFreenes型の定理を組み込むことにより、次元による数学的帰納法が回る。さて現代の目下の目標は Birkar-Cascini-Hacon-Mckernan では、カバーされていなかった部分がどのように解決されるかだが、ここではやはり Birkar-Cascini-Hacon-Mckernan のストーリーに沿うか、又はその以前からのアプローチのShokurov-Ambro による Minimal log discrepancy の予想からアプローチをするかである。このあたりの進展についてお話ししたいと思う。

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