偏微分方程式を模倣するセル・オートマトンの構成と解析

Date
2016/05/24 Tue 16:30 - 18:00
Room
6号館809号室
Speaker
川原田 茜
Affiliation
京都教育大学
Abstract

セル・オートマトン(CA)と偏微分方程式はともに数理モデルとしてよく用いられている。前者は”離散モデル”であり後者は”連続モデル”であるという違いはあるが、ひとつの現象に対して両方の数理モデルが立てられていることもあり、それらの挙動はよく似ている。本セミナーではこの2種の数理モデルの関係性について以下のようにアプローチした結果を紹介する。CAモデルを構成する手法としては「統計的CA構成法」が知られている。この手法は実験の観測データ等の実データを用い、それらを統計処理をすることによってデータを模倣するようなCAを構成する方法である。この手法を偏微分方程式の解に適用し、CAを構成した結果とその解析結果について紹介する。