Large deviations for systems with non-uniform structure (joint work with Vaughn Climenhaga and Daniel J. Thompson)

Date
2014/10/17 Fri 14:00 - 17:00
Room
6号館609号室
Speaker
山本 謙一郎
Affiliation
長岡科学技術大学・工学部
Abstract

一様双曲的な力学系は明記性や平衡測度のギブス性を持つことが知られており,それらは一様双曲的な力学系が大偏差原理をみたすことを示すときに重要な役割をはたす.近年講演者(とその共同研究者)は明記性やギブス性を一般化することにより,記号力学系の場合における大偏差原理成立のための判定法を構築した.この講演ではその証明および応用について紹介する.また時間が許せばこれらの手法を記号力学系だけではない一般のコンパクト距離空間上の力学系の場合に拡張する方法
も紹介したい.