Motility of microswimmers with perturbation

Date
2023/04/26 Wed 16:45 - 17:45
Room
RIMS110号室
Speaker
Yoshiki Hiruta
Affiliation
RIMS
Abstract

慣性の無視できる微小な世界での遊泳問題は、典型的にはStokes方程式の移動境界問題と物体の運動方程式の連成系として扱われる。Stokes方程式の線形性を反映して、微小遊泳体の速度は自身の変形速度に比例する。その結果、形状空間における時間変化と重心位置の変化は密接な関係を持つことが知られている。講演では、摂動に対する応答が外部境界の存在によって質的に変化することを示す。これにより、前述の形状と重心位置の対応関係は弱く破れる。また、物理的応用を念頭に応答の大きさを定量的に予測する方法について述べる。単純な遊泳体模型を用いた具体例も紹介する。