Learning fluid mechanics from biological locomotion: A personal perspective

Date
2019/11/06 Wed 16:30 - 17:30
Room
Room 110, RIMS
Speaker
Kenta Ishimoto
Affiliation
RIMS
Abstract

流体力学は、水や空気などの流れる物質の運動に関する学問として、特にEuler以降は、複雑な流体運動をどのように数理的に記述するか、という数理科学的な側面での研究が進められてきた。流体の偏微分方程式を解く際には境界条件が必要となるが、身の回りの流体現象においては、しばしば複雑な形状を持ち、さらに境界が移動するような状況が現れる。この移動境界問題の典型的な例として、運動する生物まわりの流れを考える。特に、微生物のようなミクロスケールの流体現象に注目すると、流体運動は線形のストークス流れで記述できるため、解は境界値で定まっている。これは、生き物の形の情報から流れ場が決まっていることを意味すると当時に、流れの情報から生き物の運動が理解できることを示唆している。講演では、最近自身が行ってきた、生物画像データの解析、流体数値計算、理論解析の研究の概説を通して、生物の運動を理解しようとする中で見えてきた流体力学の(個人的な)描像についてお話したい。