相対グロモフウィッテン理論について

Date
2017/12/27 Wed 16:30 - 17:30
Room
3号館110講演室
Speaker
Kenji Fukaya
Affiliation
Stony Brook university
Abstract

相対グロモフウィッテン理論は,因子(Divisor)があるケーラー多様体(あるいはシンプレクテック多様体)に対して,因子への接触の次数を指定した擬正則曲線のモジュライを研究するものです. これは,代数幾何,シンプレクテック幾何の双方で研究されていますが,代数幾何に比べると,シンプレクテック幾何での研究は様々な理由で進展が遅れています.
特に,グロモフウィッテン不変量ではなく,ラグランジュ部分多様体のフレアーホモロジーなどを考えるシンプレクテック幾何特有の部分では,様々な問題があります.この講演ではそれについてお話ししたいと思います.