JSTさきがけ 「水圏環境力学理論の構築」 ホームページ

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研究課題概要

このホームページはJST 研究領域 数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索 さきがけ タイプ において、平成19年度採択された研究課題「水圏環境力学の構築」 (研究者:坂上貴之)の研究を紹介するものです。

【お知らせ】

(SP3)活動の一環として、JSTさきがけ研究集会「環境問題における数理の可能性」を開催しました。現在報告集を準備中です。
→詳細はこちらのホームページをご覧下さい。本活動はG8北海道洞爺湖サミットの開催に合わせて北海道大学が行う「サステナビリティ・マラソン」の企画の一つとしても開催されます。

【研究課題要旨】

本研究課題では、多重連結領域における二次元非圧縮・非粘性流体の 流れの数学理論を基点として、その流れの数理的研究をを非線形力学系 理論により深化・発展させ、海洋や河川・湖沼などに見られる水圏環境 問題の解決に資する「水圏環境力学理論」を構築することを目指しています。

【研究の進め方】

本研究計画では以下の三つのプロジェクトを同次進行させます。

  • (SP1) 多重連結領域における理想流体の力学系理論を展開し、水圏環境の浄化・環境アセスメントなどに関わる諸問題の解決に資する数理的手法の研究を進めます。それとともに水圏環境学上の新概念の創出を目指します.
  • (SP2) 数学理論と数値等角写像の理論を併用して、任意形状に対する流れ場の生成アルゴリズムの実装とソフトウェアの開発を行い、将来の環境問題研究者との協働に向けた研究インフラを整備します。
  • (SP3) 本理論が解決可能と思われる水圏での環境問題の探索を、環境学および分析化学の研究者を学術アドバイザとして迎えて本格的に行う。

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