井川 満 同窓会会長から
京大数学同窓会発足の2015年6月6日より会長の任を負ってきてくださいました 渡辺信三先生は, 2018年5月末をもって会長を辞されました. 渡辺前会長は,京大数学同窓生の中心として 生まれたばかりの歩みも覚束ない当会を3年間に亘り導いてくださり, 当会の存在を段々と確かなものにして下さいました. そのご労苦に改めて 深く感謝いたす次第であります.
さて,渡辺先生の跡を継いで私,井川満(1965年3月学部卒業)が会長となりました.
引き続き,卒業生のより多くの方々に当会の存在を知っていただけるよう
努めてゆくことが何より大切であろうと思います.
そのために,これまで行われてきた総会を中心とする行事の開催や,
同窓会誌の発行を継続しつつ,
他方でこれからの卒業生に京大数学同窓会を知ってもらい,そして
活動に加わってもらえるよう工夫することも欠かせないことと考えております.
当会発足に際して,目指すべき活動のご提言を色々と頂きましたこと感謝に存じておりますが,
それらを実現するには資金や人手の問題が有り,
現在においてはどう手を付ければ良いのか,
見通しすら得られていないのが実際でございます.
当会の足腰がもっと丈夫になるまで時間を頂かざるを得ないと思います.
一方で,私が今是非ともと願っておりますことは支部の創設であります.
京都は我々が学び,青春時代を過ごした大切な場所ではありますが,
卒業生が多数京都に集うのは中々難しいことであります.
各所に支部が出来,夫々の支部での活動の要として「京都」が有るのが良いのでは考え,支部の創設に向けて工夫していきたく存じております.
幸い,重川副会長を始めとする役員の皆様,また事務局の皆様という強力な仲間の協力を頂きつつ, 京大数学同窓会のために力を尽くしていきたく存じております.
これまでと変らず,皆様のご協力のほどお願い申し上げます.
京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会役員
会長 | 井川 満 |
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副会長 | 重川 一郎(広報兼任) |
監査役 | 徳田 裕也、稲生 啓行 |
常任幹事 | 木坂 正史(書記) |
菊地 克彦(書記) | |
吉川 謙一(経理) | |
吉田 敬之 | |
松本 和一郎 | |
池田 保 | |
國府 寛司 | |
平賀 郁 | |
浅岡 正幸 | |
岸本 展(広報) | |
事務局 | 田中 紀子(広報) |
篠崎 由加里 (経理) |
2020年6月~2022年5月 役員
会 長 | 井川 満 |
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副 会 長 | 重川 一郎(広報兼任) |
監 査 役 | 徳田 裕也、稲生 啓行 |
常任幹事 | 木坂 正史(書記)、菊地 克彦(書記)、吉川 謙一(経理)、吉田 敬之、松本 和一郎、鶴 敏朗、池田 保、國府 寛司、平賀 郁、浅岡 正幸 |
事 務 局 | 田中 紀子、篠崎 由加里 (経理) |
2018年6月~2020年5月 役員
会 長 | 井川 満 |
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副 会 長 | 重川 一郎(広報兼任) |
監 査 役 | 中山 素生、稲生 啓行 |
常任幹事 | 木坂 正史(書記)、菊地 克彦(書記)、吉川 謙一(会計)、吉田 敬之、松本 和一郎、鶴 敏朗、池田 保、平賀 郁、浅岡 正幸 |
事 務 局 | 田中 紀子、木下 万恵、藤原 厚子、篠崎 由加里 (会計担当)、大槻 実希 |
2015年6月~2018年5月 役員
2015年6月6日の京大数学同窓会の設立総会において私が会長に指名されました。
至らない私でこのような大任が果たせるのか大変不安ではありますが、
幸いなことに、同窓会設立の最大の功労者である井川満さんが、
副会長として私を助けて下さいます。
それを頼りに、
同窓会発展のため、出来る限り努めさせていただきます。
会員皆様のご協力、心よりお願い申し上げます。 (渡辺 信三)
会 長 | 渡辺 信三 |
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副 会 長 | 井川 満 |
監 査 役 | 中山 素生、稲生 啓行 |
常任幹事 | 木坂 正史(書記)、菊地 克彦(書記)、吉川 謙一(会計)、重川 一郎(広報)、吉田 敬之、松本 和一郎、池田 保、平賀 郁、阿部 拓郎 |
事 務 局 | 田中 紀子、木下 万恵、藤原 厚子、篠崎 由加里 (会計担当)、大槻 実希 |
京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会会則
会則 PDF file
2015 年6 月6 日設立総会において制定
2016 年11 月19 日総会において改定
2017 年11 月11 日総会において改定
2018 年10 月27 日総会において改定
- 第 1 条 本会は京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会と称する。略称を京大数学同窓会とする。
- 第 2 条 本会は会員相互の親睦と連絡を図り、あわせて京都大学理学研究科・理学部数学教室 (以下数学教室と呼ぶ)の発展に協力することを目的とする。
- 第 3 条 本会は、次の会員によって構成される。 1 正会員
- (i) 京都帝国大学理学部数学科または京都大学理学部数学科を卒業した者。
- (ii) 京都大学理学部を、数学を主として修めて卒業した者。
- (iii) 京都大学理学部を、数理科学系に登録して卒業した者。
- (iv) 京都大学理学部数理科学系に登録し、飛び入学による大学院進学によって中途 退学した者。
- (v) 京都大学理学研究科数学専攻、数理解析専攻または数学・数理解析専攻を修了 した者。
- (vi) 京都大学学位規則第 3 条の定めにより、数学専攻、数理解析専攻または数学・数 理解析専攻の教授の審査により博士の学位を受けたもので、役員会が認めた者。
- (vii) 上記の項目に該当しない京都大学卒業者で、本会に入会を希望し、かつ役員会 が上記のいずれかの項目に準ずると認めた者。 2 準会員 京都大学理学部数理科学系在学生。京都大学大学院理学研究科数学・数理解 析専攻の学生。
- (i) 数学教室および数理解析研究所の現および元教職員で、役員会が認めた者。
- (ii) 数学教室と特別の関係がある者で、役員会が認めた者。
- 第 4 条 会員は希望すれば役員会の議を経て退会することができる。
- 第 5 条 本会は、総会の開催、名簿などの管理、およびその他の必要な事項を行う。総会は定期総会および臨時総会とし、定期総会は原則として毎年1 回開催する。
- 第 6 条 本会の経費は、正会員の会費および寄付によって充てる。
- 第 7 条 本会には次の役員を置く。 1 会長 1 名
- 第 8 条 1 会長、副会長、常任幹事、監査役は、総会において選出する。
- 第 9 条 1 会長は、本会を代表し、会務を整理統括する。
- 第 10 条 役員会は、会長、副会長、常任幹事によって構成し、本会の運営上の必要事項を審議する。
- 第 11 条 総会および役員会の議決は、特別に定められた項目以外は、それぞれの出席者の過半数の賛成により決する。ただし、賛否同数の場合は議長の決するところによる。
- 第 12 条 役員の任期は2 年とし、再任を妨げない。
- 第 13 条
-
1 総会の決議により支部をおくことができる。
2 支部はその活動を適宜総会で報告しなければならない。
- 第 14 条 本会の事務局は数学教室内に置く。
- 第 15 条
-
1 この会則の施行および本会の業務執行に必要な事項は、京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会会則の運用細則(以下運用細則という)による。
2 運用細則の制定および改廃は役員会の決議によって定め、会長は総会で報告する。
- 第 16 条 この会則の変更は、役員会の議を経て総会出席者の2/3 以上の賛成において行う。
3 特別会員
2 副会長 1 名
3 常任幹事 若干名
4 監査役 2 名
5 学年幹事
2 学年幹事は原則として各年次の学部卒業生から1 名を会長が委託する。
3 常任幹事は学年幹事を兼ねることができる。
4 会長、副会長、および常任幹事は監査役を兼ねることができない。
2 副会長は会長を補佐し、会長に事故のある場合は会長を代理する。
3 常任幹事は会長、副会長を補佐して会務を執行し、事務局を運営する。また、会長は常任幹事の中から、書記担当、経理担当、広報担当を指名する。
4 書記担当者は本会の活動を記録し、それを保管する。
5 経理担当者は本会の金品の出納を記録し、管理する。
6 広報担当者は本会の活動を会員および関係する人々や組織に報せる。
7 監査役は本会の活動を監督・検査し、会員へ報告する。
8 学年幹事は、常任幹事を助け、主として同学年会員間の連絡を図る。
京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会会則の運用細則
運営細則 PDF file
2015 年6 月6 日設立総会において制定
2016 年8 月27 日 役員会にて改定
2017 年10 月27 日 持ち回り役員会にて改定
2018 年2 月17 日 役員会にて改定
2018 年10 月27 日 総会にて改定
- 第 1 条 会員資格
- 1. 正会員(vii) の適用基準
- 以下に該当する京都大学卒業生が入会を希望した場合は,役員会は入会適否の審査を行う.
- (a) 理学部を「主として数学を修めて」卒業していない者および「数理科学系」に登録せずに理学部を卒業した者であって,数学を中心に学習しており,かつ入会を希望する場合.
- (b) 上の項目に該当しない京都大学卒業生であって,組織の改変,指導教官の異動その他の理由により,課程の履修や研究が実質的に数学教室を中心になされており,かつ本会への入会を希望した場合.
- 2. 特別会員(i)
- (a) 数学教室および数理解析研究所の現および元教授で正会員でない者.
- (b) 上項以外の数学教室および数理解析研究所の現および元教職員で正会員でない者は,在任期間5 年以上を目処として役員会で審議する.
- 第 2 条 年度
- 本会における年度は,6月1日から5月31日までとする.
- 第 3 条 総会の開催
- 総会は定期総会および臨時総会とする.
- 1. 総会の議長および書記は,総会ごとに役員会構成員および監査役以外から選出する.
- 2. 定期総会は毎年11月頃に開催することとし,会長がこれを招集する.
- 3. 臨時総会は会長が必要と認めたとき,または会員の1/10 以上の者から会議の目的を示して請求があったとき,会長が招集する.
- 4. 会長は必要な場合は,総会を開く代わりに書面をもって会員の意見を徴することができる.
- 第 4 条 総会の付議事項
- 1. 会則の変更(出席者の2/3 以上の賛成で決定)
- 2. 事業報告および事業計画の承認
- 3. 収支の決算および予算の承認
- 4. 役員の選任
- 5. 会員の除名
- 6. その他本会運営の重要事項
- 第 5 条 役員の選出
- 役員は次の各項に規定する推薦候補者およびあらかじめ立候補のあった者のなかから, 総会において選任される.
- 1. 会長,副会長,監査役,および次項の1 名を除く常任幹事の候補者は役員会が推薦する.
- 2. 数学・数理解析専攻教授会は常任幹事1 名を教授のうちより推薦する.
- 3. 会員はいずれの役員にも立候補することができる.立候補しようと思う者は総会の3ヵ月前までに,文書により会長に届け出るものとする.
- 4. 役員に欠員が生じ,会長が必要と認めた場合には,役員会の決議により補充することができる.補充された役員の任期は,前役員の残りの任期とする.
- 第 6 条 役員会
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- 役員会の議長は会長が務める.
- 役員会を招集する場合は,開催予定日の1 週間前までに, 日時,場所,議題を全役員に通知しておかねばならない.
- 役員会は役員(事務局員を除く)の半数の出席をもって成立する.ただし,委任状を認める.
- 第 7 条 会費および寄付
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- 年会費は役員会の提案に基づき,総会で決める.
- 正会員は年会費を払う.
- 寄付金の依頼および受け入れは役員会の承認の下に行う.
- 第 8 条 会員の除名
- 本会の体面を損なった会員は,役員会の決議を経たうえで,総会の2/3 以上の賛成によって除名できる.
- 第 9 条 付則
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- 正会員や特別会員を役員会が認定する作業は,本会の発足前においては設立総会準備会が行い,認定すべき候補者一覧を作り,設立総会において報告する.
- 本会の発足後は,総会における議案の提出,役員の推薦などの役員会が行うべき役割は,設立総会においては設立総会準備会が果たす.
- 設立総会においては,収支決算の報告その他設立後にのみ意味をもつ項目の報告はしなくてよい.
京都大学理学部・理学研究科数学教室の沿革
- 明治30年(1897) 6月18日 京都帝国大学に理工科大学設置 9月授業開始 数学第1講座、数学第2講座、物理学第1講座、物理学第2講座、物理学第3講座、化学第1講座、化学第2講座。
- 明治31年(1897) 6月30日 「数学」「物理学」「純正化学」3学科制定
- 明治37年(1904) 8月22日 「理学科」に統合
- 明治41年(1908) 9月11日 理学科を「数学」「物理学」「純正化学」の3学科に分ける。
- 大正3年(1914)7月4日 理工科大学が「理科大学」と「工科大学」に分離される。 理科大学は数学教室3講座、物理学教室4講座、化学教室4講座。
- 大正8年(1919年)2月8日 理科大学は「理学部」に改称。 数学科は数学第1講座、数学第2講座、数学第3講座、応用数学応用力学講座(数学科と物理学科共通)。
- 大正10年(1921)2月8日 数学科4講座となる。
- 昭和16年(1941)12月8日 太平洋戦争が始まる。
- 昭和20年(1945)8月15日 太平洋戦争終結。
- 昭和22年(1947)9月30日 京都帝国大学は「京都大学」に改称。
- 昭和24年(1949)5月31日 「国立学校設置法」により国立大学‐「新制大学」‐として「京都大学」発足。 旧制最後の数学科は数学第1講座、数学第2講座、数学第3講座、数学第4講座、応用数学応用力学講座(数学科と物理学科共通) 学科は数学科、物理学科、宇宙物理学科、地球物理学科、化学科、動物学科、植物学科、地質学鉱物学科。
- 昭和28年(1953)3月31日 大学院理学研究科設置。 数学、物理学、宇宙物理学、地球物理学、化学、動物学、植物学、地質学鉱物学の8専攻。 各専攻には博士課程と修士課程が置かれた。 数学が関わる講座は数学講座(4)、確率統計数学講座(1)、応用数学応用力学講座(1)。 学部1、2回生の教育は宇治分校、吉田分校で行われた。
- 昭和30年(1955) 教養課程2年間で学部の定めた単位を取得。取得できなければ、専門課程への進学は認められなかった。 また、やがて一部の学科に集中する傾向がみられ、分属試験を行うようになった。
- 昭和38年(1963)4月1日 数理解析研究所設立
- 昭和39年(1964)2月25日 数学科に置かれた講座は 複素解析学、幾何学、数学解析学、代数学、確率統計学、位相数学、微分方程式の7講座と応用数学応用力学の共通講座が1つ。
- 昭和42年(1967) 数学科に計画数学講座増設。
- 昭和43年(1968)、44年(1969) 全国的に大学紛争が始まる。
- 昭和44年(1969)月 系単位での教育が確立。 数学科というものはなくなる。数理科学系、物理科学系、生物科学系の3つの系からなる。無所属も可能。
- 昭和48年(1973)4月 学士試験合格証書とともに、重点的に履修した分野を示す証明書を用意。「主として〇〇学を修めたことを証明する」と記載された。〇〇学は数学、物理学、宇宙物理学、地球物理学、化学、生物学、地質・鉱物学の7つから選ぶ。複数選ぶことも可能。この制度は平成20 年まで実施された。
- 昭和50年(1975)4月 数理解析専攻設置。
- 昭和57 年(1982)4月 化学系を加えて系が4 つになる。
- 平成3年(1991) 大学院人間・環境学研究科設置。
- 平成4年(1992)10月 総合人間学部創設。平成5年3月には教養部が廃止される。教養課程のカリキュラムが大きく変化。
- 平成5年(1993)4月 この年度の入学生より系登録と卒業研究が必修となる。 また地球惑星科学系が加わる。 専門分野との対応は 数理科学系: 数学 物理科学系: 物理学、宇宙物理学 化学系: 化学 地球惑星科学系: 地球物理学、地質学鉱物学 生物科学系: 動物学、植物学、生物物理学 である。
- 平成6年(1994)4月 いわゆる大学院重点化により数学・数理解析専攻、地球惑星科学専攻、化学専攻発足。 数学・数理解析専攻は基幹講座が相関数理、表現論代数構造論、多様体論、解析学、基礎数理の5大講座と協力講座の数理解析基礎、解析数理、応用数理、計算数理の4大講座からなる。また理学部には理学科が設置され、1学科制となる。従って昭和44年から平成5年までは学科がなかったと言うべきであろう。
- 平成7年(1995)4月 物理学・宇宙物理学、生物科学専攻発足
- 平成12年(2000)4月 この年度に入学した学生から系登録に定員が設けられた。数理科学系は定員57 名。
- 平成15年(2003)4月 高等教育研究開発推進機構設置。総合人間学部の教員が理学研究科に移籍
- 平成16年(2004)4月 京都大学は国立大学法人法の規定により国立大学法人となる
- 平成17年(2005)4月 卒業には系登録後2年が必須となる
- 平成18年(2006)3月 数学教室3号館の耐震補強工事が始まる。翌年3月に完了。
- 平成27年(2015)6月6日 京都大学理学研究科6号館301号室にて設立総会を開催し、 京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会が設立される。