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講義のページ

このページは講義に関する情報をまとめたものです. 講義中に提示した資料や参考文献なども入手できる(ようになる)はずです.

注意:履修等に関する正式な情報は事務室の掲示を確認してください. また,レポートなどの提出物は,事務室経由で提出してください.

京都大学,2011年度

京都大学,2010年度

京都大学,2009年度

京都大学,2008年度

2009年度の授業

整数論に関する参考文献

記録(過去のもの)

2008年度

2007年度

2008年冬学期「整数論l」(学部生・大学院生対象)

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4122.整数論l(後期)
整数論に関する入門講義である. 局所体,類体論,ゼータ関数,保型形式,楕円曲線などの中から, いくつかのトピックを選んで解説する. また,この分野における最近の進展についても触れる. 位相空間論,複素解析学,代数学に関する基本的な知識は仮定する. 代数幾何学の基本的な知識があった方が望ましいが,仮定はしない.
成績評価の方法 : レポートにより評価する.


数 論 幾 何 入 門
数論幾何は,整数の問題を幾何的な手法で研究する整数論の一分野で, 現代の整数論において,無くてはならないものとなっています. ワイルズは1994年にフェルマーの最終定理

n を 3 以上の整数とすると,x^n + y^n = z^n をみたす自然数 x,y,z は存在しない

を解決し衝撃を与えましたが,その証明の中では,いくつもの最先端の 数論幾何の道具が本質的に使われていました.
この講義では,数論幾何の考え方やいくつかの手法を解説します. ガロア表現や楕円曲線などの基本的な道具を導入した後,最近の数論幾何 の主要なテーマの一つであるラングランズ対応(非可換類体論)の 幾何的実現について解説します.
また,時間が許せば,ワイルズ以降の進展についても(テイラー‐ ワイルズの方法の拡張,佐藤‐テイト予想への応用など),その幾何的 な側面に重点を置いて解説したいと思います. 講義では,代数学に関する基本的な知識(群,環,体,ガロア理論など) を仮定します.

授業予定(全13回の予定)

時間
毎週月曜日3限 13:00-14:30
期間
2008年10月6日(月)〜2009年1月19日(月)  (全13回の予定)
教室
京都大学大学院理学研究科数学教室6号館402室

成績について

講義内容をふまえてレポートを提出してください. レポートの内容・形式・分量は自由ですが, 例えば,講義で省略した部分を自分なりに細部を補ったものや, 具体例を自分なりに計算してまとめたものなどが考えられます.

参考文献

参考文献2 (発展的なもの)

2008年度冬学期「代数学演義」(3回生対象)

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整数論関係のテキストの輪講を行う.
テキスト : J. Neukirch, "Algebraic Number Theory", (Grundlehren Der Mathematischen Wissenschaften), Springer-Verlag, 1999 (英語版).
発表者:中村,田中,水江,石塚

2007年度夏学期「数学講究」(4回生対象)

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整数論関係のテキストの輪講を行う.

テキスト
岩澤健吉,『局所類体論』(数学選書),岩波書店,1980年.
発表者
佐久川,竹森
日時・教室
2007年4月12日(木)〜2007年7/23(月)  (全14回)
毎週木曜日 13:00〜 (週によって変更あり)
京都大学大学院理学研究科数学教室 6号館606室

整数論に関する参考文献

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局所類体論
  1. 斎藤秀司, 『整数論』, 共立講座21世紀の数学, 共立出版
  2. K. Iwasawa, Local class field theory, Oxford Science Publications. Oxford Mathematical Monographs. The Clarendon Press, Oxford University Press, New York (日本語版を元に,Lubin-Tate理論を中心に使う形に大幅に書き直してある)
  3. J.-P. Serre, Corps locaux, Hermann, Paris (英訳 : Local fields, Graduate Texts in Mathematics, 67. Springer-Verlag, New York-Berlin)
大域類体論
  1. 高木貞治, 『代数的整数論』, 岩波書店
  2. 加藤和也,斎藤毅,黒川信重, 『数論〈1〉Fermatの夢と類体論』,岩波書店
  3. S. Lang, Algebraic number theory, Second edition. Graduate Texts in Mathematics, 110. Springer-Verlag, New York
  4. E. Artin, J. Tate, Class field theory, W. A. Benjamin, Inc., New York-Amsterdam
  5. J. W. S. Cassels, A. Froehlich, Algebaic Number Theory Academic Press, London and New York
  6. A. Weil, Basic number theory, Classics in Mathematics. Springer-Verlag, Berlin
その他(講義ノートなど)
  1. J. S. Milne, Course Notes (Algebraic Number Theory, Class Field Theory 等) (Milneのホームページ) [特に Class Field Theory の講義録はお勧めです]
  2. T. Yoshida, Local class field theory via Lubin-Tate theory, preprint, 2006. (arXiv)
  3. 吉田輝義, 『GL(n) の大域・局所 Langlands 対応』, 第50回代数学シンポジウム報告集, 2005年. (報告集ページ)


最終更新日 : 2010年12月24日(金)