URL:
http://www.math.kyoto-u.ac.jp/~susumu/ppl_ss05/
開催日時: 2005年9月12日(月)
会場:
東北大学
青葉山キャンパス
工学部 情報科学研究科棟 2階大講義室
主催: 日本ソフトウエア科学会・ プログラミング論研究会 (日本ソフトウエア科学会第22回大会併設企画)
PPLサマースクールは、プログラミングの理論と実践に関する基礎知識や ホット・トピックに関して、分かりやすく解説していただくことを目的とした、 日本ソフトウエア科学会・プログラミング論研究会主催のイベントです。 第3回目となる今回も、 前回までと同様、日本ソフトウエア科学会大会併設企画として 開催されます。 プログラミングの理論と実践に関して興味のある学生、 企業・大学の技術者および研究者、また 自分の専門外の分野についての知見を深めたい研究者などが対象です。
今回のサマースクールでは、 厳選された3つのテーマに関して、それぞれ第一線の研究者を講師としてお招きし、 わかりやすく解説していただきます。もっとじっくり話を聞きたいという過去の サマースクール参加者の皆さんの声を反映して、各講師の先生にはたっぷり 2時間(休憩含む)かけてお話ししていただく予定です。また従来同様、 参加費も非常に低く設定しています。多数の皆様のご参加をお待ちいたしております。
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9月12日(月)
10:00-10:30 受付 10:30-12:30 Grid/P2Pプログラミングモデルと関連技術
- 講師:田浦 健次朗 先生(東京大学)
- 古くから,数々の並列・分散問題解決のためのプログラミングモデル(例: メッ セージパッシング,共有メモリ,タプルスペース,RPC/RMI, etc.)が提唱され, 多数のツールや言語(MPI, JavaRMI, JavaSpace, JXTA, etc.)が実装されてい る.本解説では,それらのモデルについて概念整理を行い,近年のいわゆる Grid環境における要件や,いわゆるP2Pモデルの意義について解説を行う.具 体的なプログラミングツールの実例を紹介するとともに,スケーラビリティや 資源選択の柔軟性,耐故障性を得るための技術(ルーティングやグループ メンバシップ管理など)についても紹介したい.
12:30-13:45 昼食・休憩 13:45-15:45 Haskell プログラミング
- 講師: 尾上 能之 先生 (東京大学)
- Haskell は関数型プログラミング言語の一種で、遅延評価や多相型、 参照透明性などの特徴を備えている。これにより、簡潔で保守性の 高いプログラムを短期間で作成できることが知られている。 このチュートリアルでは、Haskell でプログラムを書くための作法を 実例も交え紹介する。また型クラスやモナドなど、Haskell を使い こなす上で避けては通れない機能についても紹介する。
15:45-16:00 休憩 16:00-18:00 帰納論理プログラミングの論理的基礎
- 講師: 山本 章博 先生 (京都大学)
- 帰納論理プログラミング(ILP)とは,具体的な観測事例から,それを一般的に 説明する規則性を論理プログラムの形で構成する手法を対象とする研究分野 である.ILPは機械学習や知識のマイニングなどの帰納推論への応用を目的と しているが,観測事例を仕様,規則性をプログラムと考えれば, 論理プログラムの合成と捉えることもできる.本チュートリアルでは 帰納論理プログラミングの基礎理論を,論理やプログラミングとの関係を 中心に易しく解説したい.
日本ソフトウェア科学会の会員 | その他 | |
学生 | 1,000円 | 2,000円 |
一般 | 2,000円 | 4,000円 |
参加費には資料代を含みます。当日会場で現金にてお支払いください。 なるべくつり銭がないようご協力ください。
以下の情報を添えて、8月31日までにE-mailで
ppl_ss05@math.kyoto-u.ac.jpに申し込んで下さい。
名前(ふりがな) : 所属 : e-mail : 一般・学生の別 : 一般・学生 日本ソフトウェア科学会会員 : 会員・非会員 その他の特別な希望があれば : |
サマースクール会場は情報科学研究科棟 2階大講義室です。 ソフトウェア科学会大会の会場とは異なりますのでご注意ください。
仙台駅から会場への主な交通手段はバスとなります。 最寄りのバス停は「情報科学研究科前」、仙台駅から約15分の距離です。
詳細については、こちらを参照してください。
E-mail: susumu@math.kyoto-u.ac.jp
Tel: 075-753-2671, Fax 075-753-2711