FTPの使い方

FTP はネットワークを使ってよその計算機とデータのやりとりをするものである。

(1)ユーザアカウントを持っている計算機にftpするとき

今、計算機Bにloginしているとする。 計算機Bのシェルから
	ftp 計算機Aの名前  
によって、計算機Aとのやりとりを開始する。 接続が成功すれば次のようにユーザー名とパスワードを聞いてくるので 自分のを入力する :
	(user-name):xxxx	(計算機Aの自分のユーザ名)
	(passwd).....		(今ftpしようとしている計算機Aの自分のパスワード)
すると、
	ftp>
という状態で入力待ちになる。 これは ftp が動いている状態で、ここにコマンドを入力することによって データのやりとりをすることができる。

(もし接続に失敗したり、そもそも計算機Aの名前を間違えていたりすると なにかエラーメッセージをだして同じように入力待ちになる。 この状態でもう一度接続を試みるときは

	open 計算機Aの名前 
とする。)

例えば、あなたが大型計算機センターのsakuraにユーザアカウントを持っているとしよう。 まず、

	ftp sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp
によってsakuraと接続する。すると
	Connected to sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp.
とかでてユーザー名とパスワードを聞いてくるので自分のを入力する。
	数字 User 計算機Aのユーザー名 logged in.
	ftp>
この状態で計算機Aに入っている時と同じように ls, cd, pwd が使えるので これによって計算機Aのファイルをチェックできる。 計算機Bの方のファイルを知りたい時は lls, lcd をつかう。

ファイルのやりとりには get, mget, put, mput を使う。 例えば

逆に計算機Aにデータを送るには put, mput を使う。
	注意	文字ファイルでないファイルのやりとりの前には bin コマンド
		によってバイナリーモードにしておかなければならない。
	注意	コマンド ? によって使えるコマンドの一覧がでる。
		また ? の後にコマンド名をつければそのコマンドの
		簡単な意味がわかる。
ftpを終了するコマンドは bye あるいは quit である。

(2)ユーザアカウントを持っていない計算機にftpするとき

パブリックなソフトを別の計算機から持ってくるためには
	ftp host-nameA
	(user-name) anonymous or ftp
	(passwd)  自分のe-mail address
後は(1)と同じである。

(3)パブリックなソフトを別の計算機から持ってくるために どこの計算機に必要なソフトが搭載しているか調べる方法 (archie について)

	archie ソフト名 | more
	archie -s  ソフト名 | more
によって搭載している計算機名が出る。 詳しくは archie のマニゥアルを参照。