$ find /home -type d -printこれは、ディレクトリ /home の下にあるディレクトリを (権限がある限り)表示します。"-type d" がディレクトリであるという条件です。 このように、
findの形で使います。カレントディレクトリがホームディレクトリで、 自分のファイルで名前が Fer で始まるものを 探すには、
$ find . -name Fer\* -type f -printです。"*" や ";" はシェルに解釈させないために "\" でエスケープします。 このように "-xxxxx yyyy" という形の条件でファイルを探し、 "-print" や "-exec" などでそのファイルを表示したり、そのファイルに対して 何らかの動作を行なうものです。もう一つ例をあげておきます。
$ find . \( -name 'Fer*' -o -name Ga\* \) \! -name *.tex -ok rm {} \;これは Fer か、Ga で始まるファイルで .tex で終らないファイルを 確認付で削除するというものです。Fer\* の代わりに 'Fer*' も使えます。 日本語のマニュアルは ここをクリックして下さい。
$ grep alias ~/*そうするとホームディレクトリにあるファイルで 'alias' という 文字列を含むファイルをその行とともに表示します。
/home/yositomi/.bashrc:alias ls="ls -F" /home/yositomi/.bashrc:alias ll="ls -alg" /home/yositomi/.bashrc:alias del="rm -i" /home/yositomi/.bashrc:alias mail="Mail" /home/yositomi/.zshrc:# define some aliases /home/yositomi/.zshrc:alias a="alias"というように表示されるでしょう。
-n
オプションをつけると
行数も表示されます。日本語のマニュアルは
ここをクリックして下さい。
James alpha Gamma boo fooここで
$ sort name.txt -o name.sortedとすると、出力ファイル name.sorted は
Gamma James alpha boo fooとなります。
-f
オプションは大文字、小文字を区別しません。
$ sort -f name.txt -o name.sortedとすると、name.sorted は
alpha boo foo Gamma Jamesとなります。日本語のマニュアルは ここ をクリックして下さい。
$ sed -e s/alias/aaa/g ~/.bashrcとすると、.bashrc の中の alias という文字列をすべて aaa に置き換えて 標準出力に表示します。 また、
$ ls -l | gawk '{print $5}'とすると、ファイルのサイズだけが表示されます。 (gawk は GNU awk のことです。) 詳しくは sed は ここ を、 (g)awk は ここ を、 クリックして下さい。
また、他に perl というさらに高機能な言語もあり、 perl を使えば C 言語でプログラムをするのとほぼ同等の機能を スクリプトとして実現できます。これについては 解説書 ("Perl プログラミング"(SOFT BANK)など) を参照して下さい。また、WWW によるマニュアルへのリンクは ここをクリックして下さい。