佐藤−テイト予想研究集会


日時2007年1月24日(水) 〜 26日(金)
場所東京工業大学(大岡山キャンパス)
本館2階213号室(数学専攻セミナー室)
講演者 加藤和也(京都大),伊藤哲史(京都大),吉田輝義(ハーバード大)
黒川信重(東工大)

プログラム

10:30〜11:3013:30〜14:3015:00〜16:00
24日(歴史・背景)(楕円曲線入門)(ゼータ関数入門)
25日(保型形式入門)(Galois表現入門)(Langlands対応と志村多様体)
26日(証明の方針)(R=T)(Calabi-Yau)


講演予定

加藤和也(楕円曲線入門), (保型形式入門), (Galois表現入門)
黒川信重(歴史・背景), (ゼータ関数入門)
吉田輝義(Langlands対応と志村多様体), (Calabi-Yau)
伊藤哲史(証明の方針), (R=T)


ご案内
2006年5月,R. Taylor により,40年以上に渡って未解決 だった「佐藤−テイト予想」が,多くの場合に解決されたことが アナウンスされました.この予想は,1960年代初頭に佐藤幹夫 により予想された,楕円曲線の mod p 有理点の個数の分布に関す る予想です. R. Taylor による証明は, L. Clozel, M. Harris, N. Shepherd-Barron との共同研究に基づくもので,1994年に A. Wiles により突破口が開かれた「谷山・志村予想」や 「フェルマーの最終定理」の証明をさらに推し進めたものであり, まさに現代整数論の金字塔とでも言うべきものです. この研究集会では,「佐藤−テイト予想」の歴史・背景の説明から はじめて,楕円曲線・ゼータ関数等の関連する話題についての 入門的な解説を行います.そして,最終日には,R. Taylor 等に よる証明の概略を紹介します. 学生や専門外の方々が参加しやすいように,入門的な解説を多数 用意しました.ぜひふるってご参加ください.

問合わせ先
東京工業大学数学専攻 黒川信重